韓国映画「悪女 AKUJO」あらすじ、ネタバレ結末
- 2020.01.29
- 映画
映画「悪女」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
冒頭、
主人公のスクヒは
1人で犯罪組織のアジトに乗り込み、
次々と構成員を殺します。
(主観映像)
相手は数十人といますが、
スクヒは怯む事ありません。
屈強なボディーガード達も倒し、
組織のボス・パクの暗殺にも成功します。
アジトから脱出したスクヒですが、
警察に取り囲まれてしまいました。
スクヒは警察に逮捕されましたが、
国家情報院に目を付けられました。
時を同じくして、
この犯罪組織のアジトに
もう1人侵入者がいました。
侵入者は何かを盗んで逃走したようです。
ネタバレ
国家情報院は密かに暗殺者を育て、
国に害なす者を殺させています。
スクヒは施設から逃げようとしますが、
クォンという女性に捕まりました。
クォンは国家情報院の幹部です。
スクヒは死を望みますが、
クォンは彼女に妊娠の事実を告げます。
(父親については後ほど)
クォンはスクヒに
国家情報院の暗殺者として、
10年間任務をこなせば
その後は年金を貰って
自由に暮らせると説明します。
こうしてスクヒは、
暗殺者としての訓練を受けて
整形して顔も変えました。
戦闘だけではなく、
料理、演技、化粧などの訓練もします。
少し時が流れて、
スクヒは国家情報院の施設で
女の子を出産しました。
スクヒは娘にウネという名前を与えます。
スクヒが訓練中は、
組織の一員のヒョンスが、
ウネの面倒を見ます。
(生まれたばかりのウネには
ヒョンスの記憶はない。
ヒョンスとスクヒに面識はない。)
そんなある日、
スクヒは昔の事を思い出します。
時は遡り‥‥
少女だったスクヒは
犯罪者の父と暮らしていました。
仲間だった男達の裏切りに遭い
スクヒは目の前で父を殺されました。
ベッドの下に隠れていたスクヒは、
父の仇が吹いていた口笛だけを
明確に覚えています。
その後、
父の兄弟分に捕まったスクヒは、
売り飛ばされてしまいます。
金持ちの相手をさせられていた時、
その金持ちを殺しに現れた
暗殺者のジュンサンと出会いました。
スクヒはジュンサンに引き取られ、
暗殺者としての技術を仕込まれました。
大きくなったスクヒは、
父の仇を討つために
自分を売った男の命を狙いますが、
逆に拘束されてしまいました。
ここでスクヒは相手の言葉から
父の仇が彼ではないと気付きます。
絶体絶命の窮地でしたが、
ジュンサンが助け出してくれました。
ジュンサンはスクヒの代わりに
男も仕留めてくれました。
(男は真の仇を知っていたが‥‥)
やがて、
スクヒとジュンサンは惹かれ合い
結婚する事になりました。
新婚旅行でソウルを訪れた時、
ジュンサンの部下のチュンモが
犯罪組織に捕まりました。
ジュンサンはチュンモを救うために
スクヒをホテルに残して現地に向かいます。
数時間後、
スクヒはチュンモに呼び出されます。
スクヒが現地に向かうと、
顔を潰されたジュンサンの死体がありました。
チュンモの話では、
少し前にスクヒの父の仇が見つかり、
乗り込む予定だったのです。
ところが、
チュンモが敵に捕まってしまい、
ジュンサンは彼を救うために
命を落としてしまいました。
スクヒはチュンモに
ジュンサンと父の仇の相手を聞き
組織のアジトに乗り込みました。
冒頭に戻る。
数年後、
施設での訓練を終えたスクヒに
最初の任務が言い渡されます。
命令通りに標的を倒したスクヒは、
施設外での生活を許されました。
クォンに新しい身分も与えられ、
マンションでウネとの二人暮らしを始めます。
ちなみに表向きの仕事は女優です。
(施設での訓練の結果、
演技の才能があると認められた)
そんな中、
スクヒは隣人の男性・ヒョンスと知り合います。
ヒョンスは組織の命令で
スクヒを監視しているのです。
勘の良いスクヒは、
隣人について調べて欲しいと
本部にいるクォンに頼みます。
クォンとヒョンスはグルなので、
クォンは偽の情報をスクヒに教えます。
ヒョンスが妊娠中だった妻を
強盗殺人で亡くしていると聞き、
スクヒは少しだけ彼に心を開きます。
そもそもウネがヒョンスに懐きました。
この数年間、
ヒョンスは施設の中で
スクヒをずっと監視していました。
彼女の好きな物なども熟知しています。
2人は少しずつ距離を縮め
男女の関係となりました。
ヒョンスは本気でスクヒを愛している様子。
そんなある日の夜、
クォンに任務を命じられたスクヒは、
ウネをヒョンスに預けました。
スクヒが合流ポイントに向かうと、
施設でスクヒの事を慕っていた
ミンジュが待っていました。
ミンジュにとっては最初の任務で、
成功すれば施設外で生活できます。
スクヒとミンジュは料亭内にて、
標的の携帯のデータを盗んでから
標的の暗殺に成功します。
ところが、
ミンジュは重傷を負って、
スクヒの目の前で命を落としました。
スクヒと親しい者は
次々と命を落としていきます‥‥
帰宅したスクヒは、
浴室で涙を流しました。
一方で国家情報院は、
他の組織を掌握して大きくなった
チュンモについて調べていました。
実はスクヒが仇を討つの為に
犯罪組織に乗り込んだと同時に、
チュンモもアジトに侵入していました。
そこでチュンモは、
麻薬とハードディスクを盗んでいます。
このハードディスクの情報を元に
チュンモは組織を大きくしたのです。
チュンモはジュンサンの元部下で、
スクヒとも関わりがあります。
実は国家情報院の上層部は、
スクヒが二重スパイではないかと
懸念しています。
クォンは疑っていないようですが、
上層部を納得させる為に
ヒョンスを監視につけています。
国家情報院の真の狙いは、
裏でチュンモを操っている人間です。
翌朝、
ヒョンスはスクヒにプロポーズします。
彼の言葉に心を打たれたスクヒは
これを受け入れる事にしました。
もちろんウネの為でもあります。
暗殺業を行うスクヒは、
いつ命を落としてもおかしくありません。
ヒョンスならウネを
大切にしてくれると確信したのです。
スクヒは結婚の事をクォンに打ち明けます。
意外にもクォンは、
2人の結婚に賛成して、
式を挙げるよう勧めました。
(国家情報院側としては最高のシナリオ)
結末
少し時が流れて、
スクヒはヒョンスと結婚します。
結婚式当日、
スクヒはクォンに任務を告げられます。
式場であるホテルのトイレから
ライフルで標的を射殺して欲しいと。
トイレに向かったスクヒは、
すぐにライフルを組み立て、
窓から標的に照準を合わせます。
ここでスクヒは驚きます。
標的は死んだはずのジュンサンでした。
スクヒは暗殺に失敗します。
一方で命を狙われたジュンサンは、
部下のチュンモたちと共に
自分を撃った相手を探りました。
すぐに新婦が怪しいと気付きますが、
整形しているのでスクヒとは分かりません。
数日後、
レストランにてジュンサンは
スクヒの前に姿を現します。
ジュンサンは、
自分達が知り合いではないかと尋ねます。
スクヒは動揺を隠しつつも
ジュンサンを追い返しました。
ただし、
ジュンサンは凄腕の暗殺者です。
彼女がスクヒと確信したようです。
時を同じくしてチュンモは
クォンとヒョンスの電話を盗聴します。
さらに数日後、
舞台を終えたスクヒの元に
ファンから花束が届きました。
花束の中には連絡先と
USBが隠されていました。
中身を確認してみると、
クォンとヒョンスの会話が流れました。
ヒョンスが国家情報院の
手先だと知ったスクヒは
深く傷付き涙を流しました。
怒りを覚えたスクヒは、
「花束の送り主=ジュンサン」に
刺客が向かっているとメールし
彼と彼の部下の命を救いました。
その次の日、
国家情報院はスクヒを危険視し、
彼女を拘束して監視する事にしました。
クォン自らスクヒを捕まえます。
そのころヒョンスは、
ウネを迎えに幼稚園に向かっていました。
クォンと彼女の部下たちは、
スクヒを護送中にジュンサンに襲撃され、
スクヒの身柄を奪われてしまいます。
スクヒはジュンサンと行動する事を決め、
2人の娘・ウネを連れてくるために
自宅に寄ってもらいます。
ところが、
マンションの部屋が爆発し、
目の前でウネとヒョンスが死亡しました。
スクヒはクォンを責め立てます。
クォンは、
国家情報院の仕業ではないと
部屋に仕込んだカメラの様子を見せます。
ヒョンスとウネを殺したのは、
ジュンサンの部下・チュンモでした。
しかもヒョンスは、
逃がしてやると言われましたが、
最後までウネを守る為に戦っていました。
クォンはスクヒに
ヒョンスが本気でスクヒを
愛していた事を告げます。
しかもヒョンスはクォンに
スクヒの解放を訴えていたのです。
スクヒはジュンサンのアジトに乗り込みます。
ジュンサンの部下を次々と倒し、
遂にジュンサンと対峙します。
スクヒ
「一瞬でも私を愛していた?」
ジュンサン
「どう言い訳しても何も変わらない。
俺はお前を愛していた。
でもお前の親父を殺した罪悪感で
深く愛する事ができなかった。」
スクヒ
「よく私にこんな仕打ちができたわね。」
ジュンサン
「俺には資格がある。
お前を作ったのは俺だから。」
2人は短剣で殺し合います。
腕は互角。
2人は外に出て戦いますが、
警察が駆け付けたので、
ジュンサンはチュンモたちと
バスに乗って逃げました。
スクヒは車を盗んで追いかけます。
スクヒはバスに飛び乗って、
チュンモを含めた部下を全滅させ
ジュンサンとの最終決戦に挑みます。
スクヒは体中を斬られますが、
最後は彼女の想いが勝利しました。
スクヒは
わざとバスを横転させて
ジュンサンを追い詰めました。
スクヒは斧を振り上げますが
ジュンサンを殺す事を躊躇します。
ジュンサン
「スクヒ、何を震えてる。
恐れるんじゃない、怯えるな。
振り下ろせ。
俺を殺せ、
その時から始まる。
本当の苦しみが。
俺が殺したあの日のように。」
ジュンサンは口笛を吹きます。
それはスクヒの父を殺した犯人が
吹いていたものと同じ音色でした。
口笛を聞いたスクヒは、
斧でジュンサンを始末しました。
その後、
スクヒは警察に囲まれますが、
不敵な笑みを浮かべました。