映画「グラディエーター」あらすじ、ネタバレ結末 動画無料視聴も

映画「グラディエーター」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

西暦180年のローマ帝国。

平民出身のマキシマスは、
皇帝・アウレリウスの信任が厚い大将軍です。

 


アウレリウスが自らゲルマニアに出陣し、
マキシマスも遠征に従軍しました。

ローマ帝国は降伏を勧めますが、
敵は帝国の使者を斬り捨てました。

こうして戦争が始まります。

ローマ帝国は、
大量の弓兵や投石器を駆使して
ゲルマニア軍を攻撃します。

帝国軍が戦いを優位に進めますが、
ゲルマニアの蛮族は勇猛果敢で
死をも恐れず突撃してきます。

さらにゲルマニア軍が高地から
帝国軍を攻め下ろしました。

帝国軍は一時的に不利に陥りますが、
マキシマスの挟撃がさく裂して形勢は逆転。

マキシマスが敵の将を討ち取り
勝敗が決定しました。

名君と名高いアウレリウスは、
これ以上の領土拡大は危険と考え、
戦争はこれで終わりだと
マキシマスに伝えました。

褒美を尋ねられたマキシマスは
故郷に帰らせて欲しいと頼みます。

 

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ネタバレ

戦の勝利を祝して
遠征先で宴が開かれます。

マキシマスは、
同僚のクィントゥスと祝杯をあげます。

さらに皇太子のコモドゥスから
議員のガイウスとファルコを紹介されます。

彼らは共和政移行を望んでおり、
元老院派と皇帝派の2つの派閥が
ローマ帝国には存在します。

2人と話した後、
コモドゥス皇太子はマキシマスに
政治家に負けない国を作りたいから
協力して欲しいと頼みます。

 

アウレリウスは年老いており、
後継者を決める必要がありました。

彼にはコモドゥスという皇太子と
ルシッラという娘がいます。

かつてルッシラは
マキシマスの恋人でしたが、
身分の差から一緒になる事を諦め。
共同皇帝・ルキウスと結婚しました。

そのルキウスは
数年前に亡くなっています。

ルッシラは、
マキシマスに未練がある様子。
(マキシマスにも妻子がいる)

 

普通に考えればコモドゥスが後継者ですが、
彼は野心家で元老院を排除する動きが見えます。

さらに優しさや勇気など、
皇帝に必要な才能を持っていません。

さらにアウレリウスは、
大きくなり過ぎた帝国を守る為には、
共和政に移行すべきだと考えています。

 


マキシマスはアウレリウスに呼び出され、
人民の為にローマを共和政に戻すから
次期皇帝になって欲しいと頼まれます。

無欲なマキシマスは
政治力がある議員や長官、
皇太子のコモドゥスを勧め、
辞退しようとします。

アウレリウスはマキシマスの
そのような部分を気に入っており、
どうしてもと頼みました。

マキシマスは
少しだけ時間が欲しいと答え、
アウレリウスの天幕を出ます。

マキシマスが思いつめた表情で戻り、
従者のシセロが彼を心配します。

 

時を同じくして、
アウレリウスはコモドゥスを呼び出し、
マキシマスに帝位を譲ると告げました。

コモドゥスは涙を流して、
「何故、愛してくれないのか」
と口にしました。

アウレリウスは、
コモドゥスが憎い訳ではありません。

常に皇帝であり続けたが為に
息子に愛情を注ぐ時間が足りなかったのです。

それがコモドゥスの性格を歪め、
このような結果になりました。

アウレリウスは自らの非を認め、
コモドゥスを抱きしめます。

ところが、
野心家のコモドゥスは、
そのまま父を暗殺しました。

 

翌朝、
クィントゥス将軍が天幕に現れ、
マキシマスに皇帝の死を告げます。

アウレリウスの遺体を確認していると
コモドゥスが病死と告げました。

皇帝を名乗るコモドゥスは、
自らに忠誠を誓えと迫ります。

マキシマスは
コモドゥスの事を信用できず、
忠誠を誓う事ができませんでした。

マキシマスは、
ガイアスやファルコなど議員と会い、
真実を明らかにしようとします。

ところが、
コモドゥスから処刑命令が下り、
マキシマスはクィントゥスに拘束されました。

マキシマスは森の中に連れて行かれ、
兵士に斬首されそうになります。

マキシマスは、
妻子の命を救うために
兵士を倒して脱走しました。

 

マキシマスは馬を乗り変えつつ
故郷まで走り続けますが、
すでに妻子は処刑されていました。

不眠不休だったマキシマスは
その場に倒れ込んでしまい、
運悪く奴隷商人に捕まりました。

マキシマスは、
ローマ帝国の領土・南スペインの
ズッカバールという街に連れて行かれ
奴隷市場に売り飛ばされました。

立場も妻子も失ったマキシマスは、
脱走する事なく呆然と過ごします。

そんなある日
剣闘士団の団長・プロキシモが現れ、
黒人のジュバとマキシマスを購入しました。

買われた奴隷たちは、
先輩剣闘士・ハーゲンと戦って、
優劣をつけられます。

ジュバは優秀なので、
服に赤色を塗られました。
(赤は神の色らしいよ)

マキシマスは武器を捨てて、
一方的にハーゲンに殴られます。

ハーゲンは彼を殺そうとしますが、
プロキシモはマキシマスに興味を示し
彼の服に黄色を塗りました。
(赤の次に優秀)

 

購入されたばかりの奴隷たちが、
闘技場での最初の戦いに挑みます。

最初の戦いはただの標的です。

鎖で繋がれた2人1組の状態で
自由に動ける剣闘士と戦うのです。

ジュバと繋がれたマキシマスは、
彼を救うためにも本気で戦って
見事に剣闘士を倒しました。

ジュバとも意気投合します。

 

時を同じくして、
帝都のローマではコモドゥス新皇帝が
元老院と対立していました。

ルッシラは幼き息子と共に
必死に弟を支えようとします。

コモドゥスは、
ローマに巨大な闘技場を作り、
剣闘士を募って国民に娯楽を与え
国民からの信任を得ました。

国民さえ味方につけておけば、
元老院などどうにでもなるのです。

 

そのころマキシマスは、
剣闘士としてのし上がっていました。

プロキシモはローマの闘技場に
剣闘士たちを連れて行く予定です。

ローマでの大きな戦いで勝ち抜けば、
自由の身を手に入れる事ができます。

さらに皇帝と謁見する事が可能です。

この言葉を聞いたマキシマスは、
コモドゥスへの復讐を考え、
息を吹き返したのです。

プロキシモ自身もかつては剣闘士で、
アウレリウスによって自由を与えられました。

プロキシモは
マキシマスの事を気に入って
様々な助言をします。

こうしてプロキシモの剣闘士団は
帝都・ローマへと向かいました。

 

牢獄に入れられたマキシマスは、
1人の少年に声をかけられました。

マキシマスに名前を聞かれた少年は
「ルキウス・ウェルス、父様と同じだ」
と答えました。

少年の正体はルッシラの息子でした。

 

プロキシモ剣闘士団の最初の戦いは、
ザマの戦いを模した「カルタゴ軍」の役目でした。

圧倒的に不利な役目です。
何故なら相手は「ローマ軍」の役で、
戦車なども用意されています。

兜で顔を隠したマキシマスは、
見事な統率力で剣闘士たちに指示を出し、
「ローマ軍」役の敵を殲滅しました。

模擬戦とは言えローマ軍が破れたので、
コモドゥスは顔色を変えます。

一方で民衆たちは歓喜しました。

コモドゥスは、
やたら強い剣闘士が気になり、
クィントゥスやルキウスを伴って
闘技場内に入りました。

マキシマスは矢を拾って
コモドゥスを暗殺しようと考えますが、
ルキウスが寄り添っていたので諦めます。

名乗るよう命じられたので、
マキシマスは兜を脱ぎ、
真の皇帝・アウレリウスの家臣、
大将軍のマキシマスだと名乗ります。

コモドゥスは、
近衛兵に処刑を命じますが、
民衆が大反対しました。

今のコモドゥスには、
民衆の支持は1番大切なものです。

コモドゥスは処刑を思い留まります。

こうしてマキシマスは、
剣闘士たちの英雄となりました。

 

そんな中、
ルッシラがマキシマスの元に現れ、
息子が帝位継承権を持つので
不安で眠れないと相談しました。

妻子を失っているマキシマスは、
彼女の言葉を無視します。

それでもルッシラは、
アウレリウスの言葉を借りて
国を救って欲しいと訴えます。

マキシマスは
ルッシラを追い返します。

 

マキシマスは、
ジュバだけではなく、
ハーゲンとも仲良くなります。

ハーゲンはマキシマスの暗殺を恐れ、
彼の食事の毒見までしました。

 

彼を始末したいコモドゥスは、
かつて「ガリアの虎戦士」と称された
剣闘士・ティグリスを呼び戻し、
マキシマスとの一騎打ちを組みます。

しかも闘技場内には虎まで解き放たれ、
マキシマスは絶体絶命に追い込まれます。

マキシマスは虎を倒しながら
ティグリスに勝利します。

民衆は「殺せ」と叫び続け、
コモドゥスもマキシマスに
ティグリスの処刑を命じます。

マキシマスは、
ティグリスにとどめを刺さず、
そのまま闘技場を出ました。

その姿を見た民衆たちは、
慈悲深いと彼を褒め称えました。

会場を出たマキシマスは
従者だったシセロに声をかけられました。

マキシマスに忠誠を誓う軍隊が
近くに隠れているようです。

シセロの言葉を聞いたマキシマスは、
彼にルッシラへの使いを頼みました。

 

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結末

マキシマスはルッシラの手引きで
元老院のグラックス議員と面会します。

グラックスは高潔な人物で、
独裁的な政治を恐れています。

マキシマスはグラックスに
自由にしてくれれば5千の兵を率いて
すぐに戻ると伝えます。

グラックスはマキシマスに
コモドゥスを倒した後の事を尋ねます。

元老院側からすれば、
コモドゥスを倒したマキシマスが
独裁政治を行えば意味がありません。

マキシマスは、
先帝の意思が共和政で、
自分はそれに従うと答えました。

グラックスはその言葉と
彼を信じるルッシラを信用します。

 

マキシマスとグラックスは、
プロキシモに協力を依頼します。

先帝に恩があるプロキシモは、
協力を約束しました。

 

ファルコ議員は元老院を裏切り、
コモドゥスに取り入りました。

その結果、
グラックスとルッシラの行動が
コモドゥスにバレてしまいます。

まずはグラックスが捕縛され、
プロキシモは処罰されました。

ルッシラは捕縛されつつも
マキシマスを牢獄から逃がします。

2人は別れの際にキスしました。

マキシマスの逃亡を手伝って
ハーゲンとシセロまで命を落とします。

それでもマキシマスは、
軍隊の元に辿り着く前に
帝国軍に捕まりました。

 

コモドゥスはマキシマスを処刑する為に
自ら闘技場で彼と戦う事にしました。

もちろん普通に戦えば勝てないので、
コモドゥスは拘束したマキシマスの
腹部に短剣を突き刺しました。

これで左手はほとんど使えません。
甲冑を着るので傷は民衆には見えません。

 

こうして闘技場で
最後の一騎打ちが行われます。

2人の周辺をクィントゥス率いる
近衛兵が取り囲んでいます。

マキシマスは意識が朦朧とする中で
コモドゥスの剣を弾き飛ばします。

コモドゥスは腹心のクィントゥスに
新しい剣を渡せと命じます。

クィントゥスは剣を渡さず、
部下にも手を出すなと命じました。

コモドゥスは短剣を取り出しますが、
マキシマスはそれを奪って、
彼の喉に突き刺しました。

民衆は静まり返ります。

マキシマスはクィントゥスに、
正しい事をしようとしたグラックスと
ルッシラの解放を頼んで倒れ込みました。

英雄・マキシマスは
彼を待つ妻子の元に逝きました。

 

その後、
マキシマスの遺体は丁重に葬られ、
コモドゥスの遺体はその場に放置されました。

ルッシラとグラックスは、
命を捧げるに値するローマ帝国を
取り戻すと民衆の前で宣言し、
マキシマスの奴隷仲間も解放しました。

自由になったジュバは、
亡きマキシマスに再会を約束し、
家族が待つ故郷を目指しました。

 

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