「コールドスリープ(ムロツヨシ)」あらすじ、ネタバレ結末 世にも奇妙2019秋
- 2019.11.10
- 世にも奇妙な物語
今回は11月9日に放送された
「世にも奇妙な物語・コールドスリープ」の
ネタバレを結末まで公開します。
これ面白かったよ。
あらすじ、ネタバレ
IT企業の社長・藤田吾郎は、
「ITの風雲児」と称され、
雑誌などでも取り上げられています。
彼は子供の時から
宇宙旅行に憧れていましたが、
今は脳腫瘍に冒されています。
現代の医学で治す事は不可能で、
医者に余命3ヶ月を宣告されました。
妻と離婚している吾郎は、
息子の恭平と会社を
副社長の大岩に託して、
コールドスリープの機械の中に
入る決意を固めました。
吾郎は息子や部下たちに別れを告げ、
カプセルの中に入ります。
低体温の状態で体を保存し、
体の老化を極限まで抑えるのです。
最大で50年は眠る事ができ、
4回までは覚醒可能です。
医学が進歩した未来で覚醒すれば、
根治も目指せるという考えです。
時は流れて、
2032年の9月になりました。
子供だった恭平も
立派な大人になりました。
結婚が決まった恭平は、
父の吾郎を覚醒させて
顔合わせに出席して欲しいと頼みます。
まだ治療法は見つかっておらず、
吾郎は覚醒の無駄使いだと怒ります。
ただし、
結婚相手が総務大臣の娘だったので、
吾郎は喜んで顔合わせに出席します。
結婚の話は順調に進みますが、
恭平が手切れ金を渡して別れた
元カノの絵里香が会場に乗り込み
騒動となりました。
大臣によって婚約は破棄されました。
タイムリミットとなったので、
吾郎はカプセルの中に戻ります。
吾郎は恭平に
大臣の娘とよりを戻して
いい未来を見せてくれと頼みます。
今度は2042年の5月に目覚めますが
治療法は見つかっていません。
吾郎を覚醒させたのは、
恭平と結婚した絵里香でした。
絵里香は吾郎の孫を抱いていますが、
恭平が大臣の娘と結婚しなかったので、
吾郎はショックを受けました。
その恭平ですが、
粉飾決算で逮捕されていました。
面会に向かった吾郎は、
「あの女を選んだからだ」
と恭平を責めました。
吾郎は息子の為に法廷に立ち、
大岩が会社を裏切って独立した上に
社員を連れて行った事を知りました。
裁判の後、
吾郎は義娘と話して孫を抱き
カプセルの中に戻りました。
3回目の覚醒は2052年で
大岩は1年前に死んでいました。
死んでしまえば恨みもありません。
治療薬が発明されましたが、
まだ最終治験段階です。
完成は6年後の予定です。
話を聞いた吾郎は、
覚醒させた事を怒ります。
恭平はこの日は自分の誕生日で、
吾郎と同じ年になった事を告げます。
覚醒したので仕方ありません。
吾郎は恭平の自宅に行く事にしました。
結末
会社が倒産したので、
恭平の家族は狭いアパートで暮らしていました。
貧しい暮らしですが、
3人はとても幸せそうです。
吾郎は妻と離婚しており、
恭平とこのような時間を
過ごした事はありません。
本当に大切なモノは、
金でも自分の夢でもない事に
吾郎は気付きました。
恭平の家の中を見た吾郎は、
ある事に気付きます。
夜になって、
吾郎と恭平の誕生日パーティが行われます。
孫の太一と絵里香が眠った後、
2人は親子で星を観に行きました。
恭平は吾郎にお礼を言います。
このタイミングでお礼を言った理由は、
恭平も吾郎と同じ病を患っているからです。
金がない恭平には、
コールドスリープの費用もなく、
6年間も延命する事はできないのです。
家の中で薬を見つけていた吾郎は、
息子が病に冒されていると気付いていました。
吾郎は恭平に自分のカプセルを
譲る事を決意します。
吾郎
「6年後、お前が治療を受けろ」
恭平
「ダメだ、
できないって。」
吾郎
「恭平!!
親より先に死ぬなんて許さない。
お前が生きて絵里香さんを、
太一を幸せにするんだ。
お前ならできる。
だから泣くな。
俺はお前らの事を見ててやる。
あそこ(星)から。
これでやっと夢だった宇宙に行ける。」
恭平は父の吾郎に別れを告げ、
カプセルの中に入りました。