映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男」あらすじ、ネタバレ結末 ラストシーンの意味は‥
- 2019.11.04
- 映画
映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
CIA工作員のビルは、
米軍の核ミサイルを遠隔で
操作する装置を発明したハッカーの
ダッチマンとイギリスで接触します。
元々ダッチマンはスペイン人の
テロ組織のリーダー・ハビエルの仲間でした。
ハビエルは表向きは
通信機器メーカーの創始者です。
ダッチマンは自分の装置を
ハビエルに渡す事は危険と考え、
アメリカへの亡命と大金を望みました。
アメリカ政府はこれを容認し、
CIAロンドン支局の工作員・ビルを
ダッチマンに接触させました。
ダッチマンと接触したビルは、
彼を安全な場所に隠して、
彼に渡す大金を取りに戻ります。
ところが、
ダッチマンの元に戻る前に
ハビエルの部下に拘束されました。
ビルは
ハビエルに激しく拷問されますが、
ダッチマンの居場所を吐きません。
ハビエルは諦めて
ビルを殺害してしまいました。
ネタバレ
CIAはビルが隠した
ダッチマンを見つける必要があります。
CIAロンドン支局長のウェルズは
フランクス博士を頼ります。
フランクスは遺体の脳の一部を
生きている人間に移植して記憶を
引き出すという実験を行っています。
ところが、
人体実験はまだ5年先の予定で、
現段階では使用する事はできません。
そこでウェルズは、
ウェストバージニア州・ヘイゼルトン刑務所から
条件に合う囚人を探す事にしました。
刑務所の常連で
社会不適合者のジェリコが
移植者として選ばれました。
彼は感情がなく凶暴で、
改心させるのは不可能と
刑務官たちも諦めています。
ジェリコはロンドンに移送され、
勝手にビルの記憶を移植されました。
目を覚ましたジェリコは、
自分とビルの記憶が混在し
パニックに陥ります。
さらに激しい頭痛に襲われ、
フランクスに鎮静剤を打たれます。
ウェルズはジェリコに
ダッチマンの事を尋ねますが、
聞き出す事はできませんでした。
そのころダッチマンは、
ビルが戻って来ない事を心配し、
彼の自宅に電話をかけました。
電話に出たビルの妻のジルは、
ダッチマンにビルの死を告げます。
その後、
ジェリコは移送中に脱走して、
チンピラから車を奪います。
とは言っても、
ここはイギリスです。
土地勘のないジェリコは、
ビルの記憶を頼りに彼の家に辿り着きます。
そこでジェリコは、
彼の妻のジルと娘のエマを発見します。
ジルはとても美人なので
襲ってみようとか考えますが、
記憶が混在して止めました。
ジェリコはジルを拘束して、
ビルがダッチマンに渡す予定だった
大金が入ったバッグの場所を尋ねます。
ビルは拘束される前に
バッグもどこかに隠したのです。
ジルが何も知らなかったので、
ジェリコは金品を盗んで
ビルの家を後にしました。
翌朝、
ジルの証言からウェルズたちは、
移植手術が成功していると確信します。
時を同じくしてダッチマンは、
アメリカを信用できなくなり、
ロシアに同じ要求をしました。
ダッチマンは信用を得るために
9時間後に装置を実演すると宣言します。
CIAはその情報を手に入れて焦ります。
ジェリコは奪った金品を
現金に換金しようと質屋に行きますが、
ジルとエマとの記憶が蘇り
手放すことができませんでした。
頭痛に悩まされたジェリコは、
街中でフランクス博士を発見し、
一緒に薬局に向かいます。
薬局で薬を手に入れますが、
CIAに会話を聞かれていたので、
拘束されてしまいました。
ジェリコは凶暴な男ですが、
ビルの記憶が影響しているのか
たまに優しい面を見せます。
ビルのように計算したり、
フランス語やスペイン語も喋れます。
フランクス博士の話では、
48時間で記憶は消えるようです。
ダッチマンの予告時間まであと3時間。
焦るCIAはバッグの金を
ジェリコに渡す事を条件に
ダッチマンの隠れ家に
案内して欲しいと頼みます。
ジェリコは要求を飲み、
ビルの記憶を頼りに
隠れ家に向かいます。
ところが、
ダッチマンが空港で見つかったので、
ジェリコは本国に送還される事になりました。
ウェルズらは空港に向かいますが
これはハビエルの罠でした。
ダッチマンと思われた人物は人違いで、
警護が手薄なジェリコが狙われます。
ハビエルの部下のエルザは、
ジェリコを移送中の工作員を殺し、
彼を拘束しようとします。
ジェリコは、
工作員から拳銃を奪って、
川に飛び込んで逃走しました。
負傷したジェリコは、
ビルの家で手当てを行いますが、
ジルに見つかってしまいます。
ジェリコは移植手術の事を打ち明け、
ビルとジルの思い出を語り始めます。
ジルはジェリコの言葉を信じ、
彼を匿う事にしました。
意外にも娘のエマが
ジェリコに懐きました。
本能的に父親を感じているのでしょうか。
エマとピアノを弾いた後に、
おやすみのキスをされたジェリコは、
不思議な感情を抱きました。
ジルはジェリコに
ビルの癖について尋ねます。
ビルは「愛している」と伝える時に
鼻の前で人差し指を立てていました。
ジェリコはその仕草だけでなく、
結婚した時やエマを初めて抱いた時の
ビルの感情も知っています。
ジェリコの話を聞いたジルは涙を流し、
ジェリコを家に泊めました。
予告時間になりました。
ダッチマンは遠隔操作で
米軍の原子力潜水艦から
ミサイルを発射しました。
これは実演なので、
ダッチマンはミサイルを
空中で自爆させます。
結末
目を覚ましたジェリコは、
ポルトガル沖でミサイルが
自爆したというニュースを観ます。
ジェリコは、
ジルが働く大学の図書館に
バッグがある事に気付きます。
ジェリコはジルから鍵を預かって、
大学の図書館へと向かいました。
数分後、
ビルの家にエルザが現れ、
ジルからジェリコの居場所を聞き出します。
ジェリコは図書館に到着し、
大金が入ったバッグを見つけますが、
ハビエルとエルザが現れました。
ビルの記憶があるジェリコは、
彼がテロ組織のボスと気付きますが、
エルザに気絶させられました。
時を同じくして、
ロシアの工作員が港に姿を現し、
CIAは彼らを尾行する事にしました。
ジルとエマを人質に取られ、
ジェリコはダッチマンの隠れ家に
ハビエルを案内する事になりました。
隠れ家に到着した時、
ロシアの工作員とCIAも駆け付け、
3つの勢力がダッチマンを巡って争います。
ハビエルは飛行場に行き、
ジェリコを連れたエルザが
ダッチマン確保に向かいます。
ジェリコはエルザから逃げ、
ダッチマンを見つけます。
ダッチマンを捕まえたジェリコは、
金とパスポートを渡して装置が入った
ソフトウェアを受け取ります。
ここでジェリコは
パソコンでソフトウェアを開き、
ダッチマンにある事を依頼しました。
その場にエルザが現れ、
ダッチマンを射殺しました。
ジェリコはエルザを倒して、
ハビエルと取引する事になりました。
ジェリコは飛行場に向かって、
ジルとエマの解放を条件に
ソフトウェアをハビエルに渡します。
ハビエルはジルとエマを解放し、
自家用機に乗って逃走を始めます。
エルザを失ったハビエルは、
ジェリコたちを許す気はなく、
ソフトウェアを起動してミサイルを
飛行場に落とそうとします。
ミサイルは発射され、
飛行場に駆け付けたCIAは焦りますが、
ジェリコは大丈夫だと答えます。
ジェリコは
ダッチマンにある細工を頼んでいました。
最初の1発目は誰であろうと
発射した者を狙うようにと‥‥
ミサイルはハビエルの自家用機を爆撃。
ハビエルと部下は全滅しました。
それから少し時は流れて、
フランクスの治療によって、
ジェリコにビルの記憶が定着しました。
ビルがジルにプロポーズした場所で、
ジェリコはジルとエマに再会します。
ジェリコは、
自分に駆け寄るエマを抱きしめ、
人差し指を鼻の前で立てました。
その姿を見たジルは、
ジェリコに微笑みかけました。
フランクス博士にジェリコの
今後を尋ねられたウェルズは、
CIAで雇うつもりだと答えました。
映画を観るならU-NEXTがオススメです。