映画「プライムターゲット」のストーリーを結末までネタバレ
- 2019.10.25
- 映画
映画「プライム・ターゲット」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
舞台はベルギーの首都・ブリュッセル。
主人公はベルギー首相・デフリーゼ。
デフリーゼには
愛する妻・クリスティンと
2人の子供がいます。
ブリュッセルでは、
デフリーゼとアメリカ大統領の
首脳会談が行われる予定で、
その準備が進められています。
昼の会食にはクリスティンも出席する予定です。
ネタバレ
首脳会談の日の朝は大雨でした。
デフリーゼが準備を整えると、
運転手と秘書のエヴァが迎えに来ました。
デフリーゼは車に乗り込み移動しますが、
武装集団に襲撃されて運転手を殺され、
デフリーゼとエヴァは拘束されました。
彼らのアジトに監禁されたデフリーゼは、
首脳会談でアメリカ大統領を
暗殺するよう命じられます。
一国の首相が世界最大国の大統領を暗殺。
前代未聞の出来事です。
デフリーゼは断りますが、
武装集団は彼の妻と子供を拘束していました。
その映像を見たデフリーゼは、
断れなくなりました。
デフリーゼは監視役の運転手と共に
大統領を迎えに空港に向かいます。
私物を返却されたので、
こっそり国家安全保障局に
メールを送ろうとしますが、
ハッキングされていました。
デフリーゼは空港に到着し、
アメリカ大使館員と大統領と挨拶します。
さらにデフリーゼの協力者として
エヴァも解放されていました。
エヴァは事情を知っていますが、
彼らの声は盗聴されているので、
助けを求める事もできません。
デフリーゼと大統領は、
別々の車でホテルに移動します。
エヴァが腕時計を指さしたので、
デフリーゼは盗聴器の場所に気付きます。
ホテルに着くと補佐官のポールが
デフリーゼを待っていました。
運転手がいつもと違うので、
ポールは不審に思います。
ポールは運転手について調べますが、
不審な点は何もありませんでした。
時を同じくして、
デフリーゼとクリスティンの娘が、
アレルギー反応を示しました。
犯人たちは自分たちが使用した
麻酔のせいだと考えて医師を呼びます。
犯人に脅された医師は、
素直にゴムアレルギーだと答えます。
クリスティンは娘を心配するフリをして、
ゴム手袋で彼女の体に触れていました。
娘を病院に連れて行って
逃げ出そうと考えていたのです。
怒った犯人たちは医師を射殺し、
子供を他の部屋に移しました。
そのころデフリーゼは、
会議に出席していました。
エヴァはパソコンを使って、
デフリーゼと会話しますが、
またもハッキングされていました。
デフリーゼは会議を抜け出し、
腕時計を捨ててポールに携帯を借ります。
国家安全保障局に電話をかけますが、
運転手に見つかってしまいました。
再び腕時計を装着されます。
会議の後、
隠せなくなったデフリーゼは
ポールに真実を告げます。
犯人たちには
仲間が1人増えるだけと説明しますが、
ポールは殺されてしまいました。
デフリーゼとエヴァは
運転手の車で会食の場所に移動します。
到着したエヴァは、
大統領の警備責任者・ドイルに
助けを求めるメモを渡します。
このドイルこそが、
武装集団を裏で操っている人物で
メモは何の意味もありませんでした。
運転手はエヴァを殺そうとしますが、
デフリーゼが庇いました。
そして会食が始まり、
デフリーゼとエヴァに
クリスティンも合流しました。
クリスティンは、
ポールと運転手が死んだと聞いて
ショックを受けてトイレに向かいます。
心配したエヴァが追いかけます。
エヴァはクリスティンを励ましますが、
その場に監視役の運転手が駆け付け、
エヴァとデフリーゼが不倫関係だと告げます。
エヴァとクリスティンは、
2人で運転手を倒そうとしますが、
エヴァは殺されてしまいました。
ただし、
運転手の背中にナイフが刺さりました。
エヴァは死の間際にお腹を押さえ、
クリスティンに謝罪しました。
デフリーゼの子を妊娠していたようです。
会食に戻ったクリスティンは、
デフリーゼにエヴァの死を告げます。
クリスティンはデフリーゼに
子供達を守りたいと伝えます。
トイレに残った運転手は
組織に見捨てられて自殺しました。
組織は運転手とエヴァの遺体を片付けます。
会食が終わって、
クリスティンは会場から連れ出され、
デフリーゼはドイルから銃を渡されます。
デフリーゼ
「何故、殺したいんだ?」
ドイル
「彼女はおとぎ話を信じてる。
世界平和を信じているんだ。
だが世界を守る為には
敵を消さないといけない。
あの人に大統領は務まらない。
実に危険だ。
毎日戦争が起きている。
私は30年仕えて来た。
白熊が食べる魚がなくなると心配し、
国が破滅するのを見ていろと言うのか?」
(女性大統領)
デフリーゼ
「全員がグルか?」
ドイル
「全員ではない。
国を愛する者、愛国者。
選ばれた者と金持ちだけだ。」
デフリーゼ
「何故、ここを巻き込んだ。
国内で片付ける事もできただろ?」
ドイル
「世界を目覚めさせたければ
特別な事をするべきだ。
テロなんてよくある。
外国の首相が大統領を
射殺した事は過去にない。
最初は嘆き悲しむだろうが、
強固な防衛を求め始める。
それで我が国が強くなる。
ここはブリュッセルだ。
アメリカ大統領が命を落とせば
イスラムの国々が犯行声明を出すだろう。
それを裏付ける証拠も用意している。
あんたはEUのトップだ。
あんたが巻き込まれたと知れば、
ヨーロッパも黙ってはいない。
そろそろイスラムの国々を
黙らすにはいい機会だ。」
結末
大統領と首相、
2人っきりの会談が始まります。
大統領はベルギー料理を褒め、
世界平和の計画を語り始めます。
デフリーゼは、
世界平和を訴える大統領を
どうしても撃つ事ができませんでした。
デフリーゼが銃を構えたので
大統領は怯えますが、
彼は窓を撃って外に逃げました。
彼は妻のクリスティンから
子供たちの監禁場所を記された
メモを渡されていました。
デフリーゼは民間人から車を奪って、
腕時計を捨てて監禁場所に向かいます。
彼の家族は切り札なので、
ドイルたちも殺す事はできません。
監禁場所に到着したデフリーゼは、
クリスティンと子供たちと再会しますが、
武装集団に囲まれてしまいます。
計画は変更されたので、
武装集団は他言無用を条件に
4人を解放すると告げました。
デフリーゼがそれを承諾します。
デフリーゼは、
大統領を見送る為に空港に行き、
家族は本当に解放されました。
空港にて、
デフリーゼと大統領は
何事もなかったかのように振る舞います。
別れの際に大統領は耳元で、
「電話して」と呟きました。
大統領もデフリーゼが
本気で自分を殺そうとしたとは
思っていないようです。
デフリーゼが家に帰ると
クリスティンが起きて待っていました。
クリスティンは
犯人の言う通り忘れようと言いますが、
正義感の強いデフリーゼは
自分が乗せられた車のナンバーなどを
アメリカ大統領に伝えました。
武装集団はリトアニアで逮捕され、
彼らの自供からドイルも逮捕されます。
大統領は緊急記者会見を開き、
デフリーゼの行動を褒め称え、
犯罪組織を捕まえたと宣言しました。
犯人たちは逮捕されましたが、
デフリーゼの家は厳重に警備されています。
今後は報復を恐れつつ生活するのです。
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