映画「捜査官X」のストーリーを結末までネタバレ

映画「捜査官X」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

1917年夏の中国雲南省。

主人公のリュウは紙職人で
妻のアユーと共に2人の息子を育てています。

ある日、
リュウは2人組の強盗犯が
両替屋に押し入る現場に遭遇します。

両替屋が暴力を受けていたので、
リュウは犯人に立ち向かって殺しました。

 

やがて現場に
捜査官のシュウが現れ、
司法解剖も行われます。

2人組の内の1人は、
凶悪犯罪者として指名手配中の
イェンという男でした。

知事はイェンを葬った事から
リュウを英雄だと褒めました。

一方のシュウ捜査官は、
一般市民であるはずのリュウが、
イェンを殺せた事に疑問を持ち
捜査を開始しました。

 

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ネタバレ

リュウはこのリウ村の出身ではなく、
荊州のゴン村の出身のようです。

アユーと結婚したので、
この村で住み始めたのです。

シュウはイェンの遺体を調べ直し、
両目が充血している事に気付きます。

こめかみのツボを打たれ
迷走神経を傷付けられた証拠です。

素手で傷付けれるのは武術の達人です。

 

 

リウ村の村人たちは、
誰もがリュウは善人だと話します。

ただしシュウは、
過去に自分が助けた子供に
殺されかけた過去があり、
簡単に他人の事を信じません。

 

翌朝、
シュウはリュウの家を訪ねますが、
彼は留守でした。

そこでアユーに話を聞きます。

リュウが村に現れたのは5年ほど前で、
アユーも彼の過去を詳しく知りません。

2人の息子は、
アユーの前の旦那の子供で、
その旦那は突然姿を消しています。

 

それから少し時は流れて、
シュウ捜査官はリュウの取り調べを始めます。

リュウは必死で戦ったと答えますが、
現場検証を行ったシュウは、
リュウが相手の力を利用して
戦っていた事を見抜いています。

現場にはイェンの歯が抜け落ちており、
リュウが強い力で殴った事も明らかです。

そしてイェンの相棒も
胸にあるツボを傷付けられています。

 

シュウはリュウを見張りますが、
彼が武術の達人という証拠は
何も見つかりませんでした。

シュウの同僚たちは、
リュウを見逃せと主張しますが、
シュウは法を厳守すると答えます。

シュウは密偵を雇って荊州に向かわせ
リュウの事を調べるよう指示します。

 

やがて2人の間に友情が芽生え、
リュウは少しずつ自分の事を
シュウに喋り始めます。

子供の時に飼っていた馬を
実の父親に殺されました。

父親はその馬をリュウに食べさせ、
「可愛がっていた馬を食べたんだ。
お前はどんな困難にも打ち勝てる。」
と言ったのです。

 

アユーの長男が12歳になり、
成人の儀に出席しました。

リュウは自分の事のように喜び、
シュウはその様子を遠くから見守ります。

その後、
リュウとシュウは話します。

シュウは罪を見逃した少年に
毒を盛られた過去を明かします。

 

リュウはかつて故郷で人を殺して、
10年牢獄にいた過去を明かします。

リュウの父は金を貸しており、
借金を返せなくなった人間の始末を
息子のリュウに命じたのです。

出所したリュウは、
故郷を捨てて名前を変えて
この村でアユーと出会ったのです。

リュウは、
もう少しで人生を取り戻せるから
村から出て行って欲しいとシュウに頼みます。

 

リュウの言葉が信用できないシュウは、
彼が武術の達人だと証明する為に
背後から彼に鎌を振り下ろします。

リュウが避けなかったので、
鎌は彼の肩に刺さりました。

村人たちはシュウを非難し
彼を村から追い出そうとします。

 

そんな中、
密偵がシュウの元に戻ります。

まず荊州には、
ゴンという名前の村はありません。

10年前には解体業者の一家が
惨殺される事件がありました。

この事件の捜査には、
シュウも関わっています。

この事件の犯人は、
暗殺集団の「七十二地刹」と言われています。

その10年ほど前に
組織のナンバー2だったタンロンが
行方不明になっています。

密偵はリュウの正体が
タンロンではないかと口にします。

 

リュウが服役していない事を知り、
シュウは逮捕状を取りに街に戻ります。

シュウは逮捕状を要求しますが、
タンロンは指名手配犯ではないので、
20両の賄賂を要求されました。

シュウの年俸の5倍の額です。

 

シュウは妻の家に行き、
20両を貸して欲しいと頼みます。

シュウの妻の家は商いをしていますが、
シュウは軽い犯罪を犯した義父を
無情にも逮捕した過去があります。

義父は自殺し、
夫婦の仲は崩壊しました。

それでも妻はシュウに
20両を貸しました。

 

シュウは賄賂を渡して、
タンロンの逮捕状を手に入れます。

ところが、
シュウの上司がタンロンの居場所を
「七十二地刹」の教主に密告しました。

タンロンは教主の息子でした。

逮捕状を出した密告者は
「七十二地刹」に抹殺されました。

教主は息子を連れ戻す為に
行動を開始しました。

 

一方のシュウも警官隊を引き連れ、
リウ村に向かっています。

 

「七十二地刹」がリウ村に現れ、
家屋に火を放ちました。

教主の後妻が現れて、
タンロンを連れ戻そうとしますが、
彼は自分はリュウだと答えます。

埒が明かないと考えた義母は、
村人を傷付け始めます。

その様子を見たタンロンは、
遂に義母と彼女の部下と戦い始めます。

部下を瞬殺したタンロンは、
村人たちを巻き込まない為に
場所を変えて義母と戦います。

タンロンは苦戦しつつも義母を倒します。

タンロンが家に帰ると、
アユーと息子が共に逃げる準備をしていました。

タンロンは
アユーと息子に別れを告げました。

 

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結末

リウ村に戻ったシュウは、
「七十二地刹」の襲撃を知ります。

村人たちは次の襲撃を恐れ、
山の砦に避難しました。

 

 

そんな中、
タンロンはシュウに自首します。

2人の間には友情が芽生えています。

シュウは
タンロンに新しい人生を与える為に
警察と七十二地刹を欺く事を提案します。

シュウはタンロンの体に針を刺し、
彼を臨死(仮死)状態にします。

 

警官隊がタンロンの遺体を運んでいると
「七十二地刹」の部隊が現れます。

「七十二地刹」のメンバーは
タンロンの死を確認します。

ところが、
「七十二地刹」のメンバー達は
その場で祈りを捧げ始めました。

臨死状態が長すぎると
本当にそのまま死んでしまいます。

シュウは「七十二地刹」の前で
仕方なくタンロンを蘇生させます。

完全に「七十二地刹」に囲まれています。

タンロンは、
自分の左手を差し出して、
「七十二地刹」に絶縁を告げます。

メンバーたちはそれを受け入れ、
「教主がアユーの家で待っている」
と告げてその場を去りました。

 

大雨が降る中、
タンロンが家に帰ると、
アユーと2人の息子を人質にした
教主がタンロンを待っていました。

教主は息子の左腕を見て悲しみ、
昔の思い出を語ります。

それでもタンロンの意思は変わりません。

タンロン
「あなたに左手を返した。
これからは他人だ。」

教主
「行かせてやる。
ワシは公平な人間だ。
代わり(子供)を貰うがな。」

2人は戦って決着をつける事になりました。

タンロンは必死に戦いますが、
相手は「七十二地刹」のナンバー1です。

しかも今のタンロンは片手です。

タンロンは苦戦しますが、
シュウが助けに来ました。

シュウは攻撃されながらも
教主の首に針を刺します。

 

タンロンと教主は
大雨が降る外で戦います。

タンロンは殺されかけますが、
シュウが刺した針に雷が落ち、
教主は命を落としました。

教主の一撃を受けたシュウも絶命します。
(かつて毒を盛られた事が原因で
ずっと体調は悪かった。)

 

片腕となったタンロンは、
今後もリュウとして家族と過ごしました。