映画「PSYCHO-PASS First Guardian」あらすじ、ネタバレ結末

劇場版「PSYCHO-PASS Sinners of the System」、
第2作「Cae.2『First Guardian』」の
ネタバレを結末まで公開します。

主人公は征陸智己と須郷徹平です。

第1作「罪と罰」のネタバレはこちら

あらすじ

2116年10月。

公安局刑事課捜査一係に
外務省の花城フレデリカが
監視官補佐として着任しました。

内閣が推し進めている
省庁間人事交流の一環です。

2ヵ月前に公安局は
東南アジア連合で起きた犯罪に
国際強制捜査を行いました。
(劇場版サイコパスより)

同じような事案が発生した場合に
外務省と厚生省が上手く連携できるようにと
今回の人事が決定されたようです。

フレデリカは、
外務省では汚れ仕事を
担当していた人材です。

この突然の異動に
監視官の美佳と朱は
違和感を覚えました。

 

執行官の須郷が室内で訓練していると
フレデリカが声をかけてきました。

フレデリカは須郷が
国防軍第15統合任務部隊の
エースパイロットだった事を知っており、
外務省が作る新部隊に来ないかと
須郷を勧誘しました。

しかも新部隊に異動する場合は、
潜在犯としての制限は撤廃されます。

須郷はその場で返事をしませんでした。

 

部屋に戻った須郷は酒を飲み、
昔の事を思い出しました。

 

スポンサーリンク

ネタバレ

2112年の夏ごろの沖縄。

国防軍のドローンパイロットとして、
地上軍を守り続けていた須郷は
ファーストガーディアン」と呼ばれていました。

ある日の訓練の後、
須郷は尊敬する先輩・大友の
妻の燐が異動する事を知ります。

須郷と燐は同期でもあります。

色相の悪化が明らかになったので
部署の異動を勧告されたのです。

 

その後、
須郷は大友と戦闘訓練を行います。

須郷は近ごろ大友が
スパーリング用のロボットに、
自分の記録をこまめに残している事が
気になっているようです。

数日後、
第15統合任務部隊が呼び出され、
作戦監視官の高江州から
機密性の高い任務を言い渡されます。

東南アジア連合に敵対する組織に
政府が大規模な攻撃を仕掛ける予定です。

東南アジア連合とは同盟中なので
攻撃を援護する事になったのです。

フットスタンプ作戦」と名付けられました。

今回の作戦には、
何故か外務省も関わっており、
参事官の吹田という人間が現場に来ています。

 

第15統合任務部隊は
現地に派遣されますが、
作戦は失敗に終わりました。

大友たちは撤退を開始し、
須郷は上空から彼らを援護します。

ところが、
予想していたより弾数が少なく、
大友たちを助ける事ができませんでした。

高江州の指示に従って、
須郷は補給物資を投下して帰還します。

大友を含む仲間たちは戦死しました。

帰還した須郷は
燐が妊娠していた事を知ります。

 

須郷の色相に乱れが生じ、
訓練に支障が出始めました。

そんなある日、
燐が大友の行方を捜して退官し、
流産した事を仲間から聞きます。

 

さらに3ヶ月後、
東京の国防省の本部が
戦闘用ドローンに襲撃されました。

死者35人、負傷者165人が出ました。

3ヵ月前の任務の責任者の
高江州も重傷を負っています。

 

監視官の青柳と執行官の征陸が
沖縄の基地を訪ねて来ました。

襲撃に使われた軍用ドローンは、
国防軍の研究施設から盗まれていました。

防犯カメラの映像から
死んだはずの大友が容疑者として浮上しました。

しかも分析官の調査の結果、
須郷の端末でドローンは操作されており、
須郷は共犯者だと疑われています。

征陸は須郷に
共犯の容疑者だと告げますが、
須郷には理解できません。

須郷は武装を解除され、
訓練に出る事も許されません。

 

征陸は須郷から大友が
行方不明になった時の状況を聞きます。

須郷は容疑を晴らす為にも
征陸と青柳に協力する事にしました。

 

そのころ東京でも
宜野座、縢、狡噛の3人が
この事件を追っていました。

このころの宜野座は
やはりいつもイライラしています。
(第1作とはまるで別人)

3人は大友が宿泊したと言われる
ホテルの部屋を訪ねます。

何も手掛かりが残っていませんでした。

宜野座と縢がガッカリしますが、
何も手掛かりがないのが手掛かりだ
と狡噛は口にします。

 

征陸、青柳、須郷の3人は、
大友の妻の燐に会いに行きます。

燐は夫は死んだの一点張りでした。

燐が新しい職場で
有給を多く取っている事や、
メンタルケアの薬を過剰摂取している事を
征陸は口にします。

須郷は征陸に怒って、
燐を庇いました。

この須郷の様子を見た征陸は、
須郷が共犯者ではないと確信します。

後ろめたい事がある人間は
他人の為に本気で怒れないという征陸理論です。

 

捜査を進める中で、
征陸は久しぶりに元妻と会います。
(宜野座伸元の母親)

征陸は元妻に俺の残りの時間は
伸元の為にあるんだと伝えました。

 

その間に須郷は青柳に
征陸について尋ねます。

「伝説の刑事」
「現場の鬼」

青柳は征陸をベタ褒めします。

そもそも青柳は二係の監視官、
征陸は一係の執行官です。

今回、青柳は一係の応援で
征陸と沖縄まで来たのです。

青柳は二係に征陸が欲しいと呟きます。

優秀だからではありません。
彼がどれだけ困難な事件を前にしても
決して諦めないからです。

 

そのころ宜野座たちは、
大友を追って九州にいました。

そんな中、
九州の外務省入国管理センターが
戦闘用ドローンに襲撃されました。

国防省の時のように
多くの犠牲者が出ました。

 

難を逃れた宜野座たちは
青柳、征陸と映像を使って会議を開きます。

征陸の指示で須郷も同席する事になりました。

宜野座は須郷の同席に難色を示しますが、
征陸を信頼する狡噛が推したので
須郷の同席は認められます。

会議には、
本部にいる執行官の弥生と
分析官の志恩も加わります。

入国管理センターの事件では、
外務省の吹田も命を落としていました。

吹田の写真を見た須郷は
「フットスタンプ作戦」と呟き、
上官の元に向かいました。

征陸は志恩に
「フットスタンプ作戦」を
調べて欲しいと頼みます。

 

須郷は基地の上官の中将に
「フットスタンプ作戦」で
何があったのか尋ねます。

中将は何も答えず、
須郷を拘束しました。

さらに高江州によって、
公安の通信も遮断されました。

 

スポンサーリンク

結末

須郷は口封じの為に
軍に殺されそうになりますが、
征陸と青柳に救出されました。

征陸は須郷に
「大友が何か保険をかけてなかったか?」
と尋ねます。

最後に大友から貰った
ブランデーのキャップを調べると
メモリーチップが入っていました。

中身を確認した3人は、
アメリカが基地を所有していた時に
地下に潜水艦ドッグを作っていた事、
ドッグに原子力潜水艦が残されている事を知ります。

3人が地下に向かっている頃、
宜野座たちも大友を追い詰めていました。

しかし彼らが追っていたのは、
スパーリング用のロボでした。

狡噛は大友のデータが記録された
ロボットを倒します。

 

3人が地下のドッグに向かうと、
見張りの兵士が殺されていました。

やがて須郷の前に大友が現れます。

征陸と青柳は、
大友にドミネーターを向けますが、
計測不能と言われました。

仕方なく格闘となりますが、
青柳と征陸では軍人の大友を倒せません。
(狡噛の戦闘力は別格)

須郷が大友を捕まえますが、
こちらもスパーリング用のロボでした。

ロボが真相を語り始めます。

ロボ
「本物の俺は死んでいる。
メモリーチップに気付いたんだな。

フットスタンプ作戦、
あの時、上層部は敵対勢力を
絶対に全滅させる必要があった。

俺たちの部隊は捨て駒だったんだ。

作戦の本命は
お前の機体に搭載されていた。」

須郷が投下したのは救援物資ではなく、
化学兵器だったのです。

その化学兵器で、
大友の部隊と敵は全滅しました。

ロボ
「使い捨てにされるのは構わない。
それが軍人だ。

でもガスはないだろ‥‥
使い捨てでも強い駒として
扱って欲しかった。」

征陸
「原子力潜水艦を狙った理由は
テロでもするつもりだったのか?
復讐の為に」

ロボ
「復讐というのは正解。」

青柳
「これは模倣ログね。」

征陸
「あなたがプログラムしたんだね。」

ロボの声が燐に変わります。


「その通りよ。
生まれる前の子供を失った私は、
兵士に戻るしかなかった。

私はフットスタンプ作戦の真相を知った。
須郷君のデバイスに侵入し、
囮として利用したの。

君を容疑者にすれば、
関係者が沖縄に集まってくるから。」

須郷
「大友先輩はこんな事を望んでいない」


「そうかな‥」

燐は基地に潜入し、
まずは中将を銃殺します。

次に高江州の命を狙いますが、
返り討ちに遭って燐は命を落としました。

基地に戻った須郷は
燐の亡骸を抱きしめます。

 

高江州は基地から逃げようとしますが、
征陸がドミネーターの銃口を向けました。

犯罪係数340、
執行モード・エリミネーター、
高江州は排除されました。

狡噛と征陸は
ホテルで手掛かりがなかった事から
大友が死んでいると気付いていたようです。

 

今回の件で須郷の色相は悪化しました。

征陸は潜在犯になったら
執行官になればいいと誘いました。

 

その後、
征陸は2113年の2月に
槙島聖護を追って殉職しました。
(サイコパス第1期より)

須郷は同年の12月より
公安の執行官になりました。

 

冒頭(2116年)に戻ります。

須郷はフレデリカの申し出を断り、
執行官を続ける事にしました。

ただしフレデリカは、
諦めないと口にしました。

第3作「恩讐の彼方に」のネタバレへ