映画「ウインドリバー」のストーリーを結末までネタバレ

映画「ウインド・リバー」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

舞台はアメリカ・ワイオミング州の
ネイティブアメリカンの保留地、
ウインド・リバーです。

野生生物局の職員のコリーは
狩りをしながら生活しています。

元妻はネイティブアメリカンで
2人の間にはケイシーという息子がいます。

冬のある日、
コリーはケイシーを連れて
ウインド・リバーにある
元妻の実家を訪れます。

彼女が仕事の面接を受けるので、
ケイシーを預かる事になったようです。

元妻の実家を訪れたコリーは
牛を襲撃したピューマの
捕獲・駆除を依頼されました。

スノーモービルを借りたコリーは
雪原へと繰り出しました。

ピューマを探していたコリーは、
予期せぬモノを発見します。

それは若い女性の遺体です。

コリーは、
部族警察に無線で連絡し、
応援を要請しました。

FBIの許可がなければ遺体を動かす事も
捜査を行う事もできません。

 

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ネタバレ

ウインドリバーに派遣されたのは、
自然の過酷さを完全に舐め切った
新人女性捜査官のジェーンでした。

猛吹雪なのにかなりの薄着です。

フロリダ出身なので寒さにもなれていません。

ジェーンは、
部族警察長のベンと
コリーとコリーの義父・ダンに挨拶します。

このままでは彼女が凍え死ぬので、
コリーは亡くなった娘(ケイシーの姉)の
上着をジェーンに与えました。

コリー、ベン、ジェーンの3人は、
スノーモービルで現場に向かいます。

現場付近は部族警察が固めています。

コリーとベンの話では、
遺体の女性は北の村に住むナタリー。

遺体は素手に裸足、
何者かに追われて逃走する途中で
肺が凍って命を落としたと思われます。

コリーは息子の元に帰ろうとしますが、
ジェーンに捜査協力を依頼されました。

コリーは引き受ける事にしました。

 

コリーには、
エミリーという娘がいました。

彼女の死の真相は今でも不明で、
エミリーとナタリーは友人でした。

 

検視の結果、
ナタリーが強姦された事が判明します。

ただし、
死因は肺出血なので、
あくまでも事故死となります。

状況的には明らかに殺人ですが、
検視官が「他殺」と書くことはできません。

他殺と断定できない場合、
FBI捜査官の追加招集が不可能です。

しかも検視官の報告書を提出すれば、
ジェーンも呼び戻されます。

このままでは
部族警察のたった6人だけで
捜査しないといけません。

 

ベンとジェーンは、
ナタリーの父・マーティンから話を聞きます。

ナタリーには恋人がいましたが、
マーティンは会った事がないようです。

ナタリーの母親は、
娘を失ったショックから
自分の体を傷付けていました。

そんな中、
コリーがマーティンに会いに来ました。

娘同士が知り合いで、
2人ともその娘を亡くしています。

コリーの顔を見たマーティンは、
号泣してしまいました。

コリーは泣き止んだマーティンに
「苦しみから逃げると思い出を失う、
娘の死を受け入れるんだ。」
と助言します。

マーティンはコリーに
「犯人を見つけたら殺して欲しい」
と頼みました。

 

マーティンにはナタリーの他に
チップという息子がいます。

そのチップは、
リトルフェザー兄弟という
チンピラ兄弟と行動しています。

彼らのアジトを訪ねたジェーンは、
リトルフェザー兄弟のサムに襲撃され、
彼を射殺しました。

一方のコリーは、
裏口から逃走するチップを捕まえ
ナタリーの死を告げます。

チップは涙を流しました。

彼が嘘を付いているとは思えず、
彼らは事件に関わっていないと考えます。

チップはコリーに
ナタリーには掘削場の警備員の
マットという恋人がいたと証言します。

マットは中年で、
チップは2人の関係に
反対していたようです。

 

ジェーンとコリーは、
リトルフェザー兄弟のアジトから
山に向かうスノーモービルの痕を見つけます。

山に向かった2人は、
裸の白人男性の遺体を発見しました。

遺体の男性は、
掘削場の警備員のマット、
ナタリーの恋人でした。

 

この日の夜、
ジェーンはコリーの家を訪ねます。

コリーは3年前にエミリーが
亡くなった事を明かします。

当時のコリーの仕事はガイドでした。

事件当日は、
コリーと妻は山のモーテルに泊まり、
子供達2人で留守番していました。

両親がいないという事で
エミリーは友人達を自宅に招き、
パーティを開きました。

その翌朝、
ナタリーからコリーに連絡が入り、
エミリーが失踪した事が判明しました。

必死の捜索の結果、
家から30キロの地点で
エミリーの遺体が発見されました。

コヨーテに食べられていたので、
検視も意味はありませんでした。

死因も経緯も全て不明です。

 

 

次の日、
ジェーンはベンと彼の部下を連れ
掘削場へと向かいました。

一方のコリーは、
マットの遺体を見つけた山を調べます。

 

掘削場に到着したジェーンは、
マットの同僚たちに
事件当日の事を尋ねます。

同僚たちの話では、
マットは恋人のエミリーと喧嘩をして、
彼女を追いかけて出て行きました。

それから戻って来ていません。

 

そのころコリーは
雪山でスノーモービルの痕を追っていました。

スノーモービルの痕は、
警備員の寮に繋がっていました。

コリーが寮の方を見ると、
ジェーンやベンが警備員に連れられ、
寮の方に向かっていました。

マットの部屋が見たいと頼んだようです。

 

警備員たちは、
「マットの恋人が遺体で見つかった」
と口にしました。

雪原で見つかった女性の身元は
まだ明かしていないはずです‥‥

警察と警備員の間で不穏な空気が流れます。

 

事件の真相に気付いたコリーは
慌ててジェーンたちの元に向かいます。

 

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結末

事件の日の夜、
ナタリーは警備員の寮で
マットと密会していました。

他の警備員は夜勤で仕事中か
外出していたので他に誰もいませんでした。

ところが、
外出中の同僚たちが戻ってきて
ナタリーの姿を発見してしまいました。

酔っていた警備員たちは、
マットと喧嘩になりました。

殴られたマットが気絶した隙に
警備員たちはナタリーを強姦しました。

目を覚ましたマットは、
ナタリーを外に逃がして、
同僚たちに殴り殺されました。

薄着で靴も履かずに逃げたナタリーも
雪原で力尽きてしまったのです。

それでもナタリーは、
10キロ近くも走った事になります。

 

事件の真相に気付いたコリーは、
警備員の寮に向かいながら
無線でベンに真相を伝えます。

ところが、
警備員と警察の銃撃戦が始まり、
ベンと彼の部下も全滅しました。

警備員は数名が生き残り、
被弾したジェーンだけが
警察側で一命を取り留めます。

ジェーンもとどめを刺されそうになりますが、
コリーが救出してくれました。

コリーは残りの警備員を全て抹殺して、
ジェーンを病院に搬送しました。

コリーは、
一命を取り留めたジェーンを見舞い、
フロリダ出身の彼女に
ワニのぬいぐるみを渡しました。

ジェーンは助かったお礼を言いますが、
コリーは全て君の力だと答えます。

ナタリーも裸足で10キロも走ったのです。

彼女が10キロ走れたのも、
ジェーンが被弾しつつも生き延びたのも、
全ては本人の強い意志があったからだと
コリーは言いたいようです。

 

病院を出たコリーは
マーティンの家を訪れ
犯人を殺した事を伝えました。

2人は外に座り込んで
娘達の為に祈りました。

 

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