映画「フローズングラウンド」のストーリーを結末までネタバレ
- 2019.10.15
- 映画
映画「フローズン・グラウンド」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
舞台はアラスカ州のアンカレッジ。
ある日、
娼婦のシンディがモーテルに助けを求め、
警察に保護されました。
シンディはパニック状態で、
駆け付けた警官は彼女を抱きしめ
落ち着かせた後に病院に搬送します。
手首には手錠の痕、
体には性交渉の痕跡があります。
次の日、
アンカレッジ市警の刑事が
彼女から話を聞きます。
シンディはパン屋を経営する
ハンセンという男性の自宅に監禁され、
何度も犯されたようです。
最後はハンセンの自家用機に乗せられ
どこから連れて行かれそうになりましたが、
自力で脱走してモーテルに駆け込んだのです。
ハンセンの友人が彼のアリバイを証言し、
警察はシンディの話を信じませんでした。
主人公のジャックは、
アラスカ州警察のベテラン刑事です。
ジャックは妻のアリーの要望もあり
2週間後に警察を退職して
石油会社に転職する予定です。
そんな中、
アラスカの山奥で女性の
白骨遺体が発見されました。
遺体の側には薬莢が埋まっています。
近ごろアラスカでは、
若い女性が次々と失踪して
山奥で遺体となって発見される事件が
立て続けに発生しています。
ネタバレ
シンディを取り調べた刑事は、
ハンセンが優良市民である事を理由に
シンディが嘘を付いていると決めつけ
まともに捜査しようとしませんでした。
シンディを保護した警官は、
彼女が嘘を付いていると思えず
資料を州警察に送りました。
2週間後に退職予定ですが、
ジャックは捜査に加わる事になりました。
そんなジャックの元に
市警からシンディの資料が届きます。
資料を読んだジャックは、
ハンセンを疑いました。
今でこそ優良市民ですが、
過去に少女を強姦した疑いがあります。
ジャックは市警の警官と合流し、
まずはシンディと探し始めます。
彼女は11歳から体を売っており、
それ以外に生きる道を知りません。
そして彼女には、
クレイトというヒモ男がいます。
市警の警官に案内されて
夜の街に向かいますが、
シンディの姿はありませんでした。
その次の日、
15ヵ月前に娘を残して行方不明になった
スーという女性の姉から話を聞きます。
スーの姉はジャックに
スーの歯の治療記録と
お揃いのブレスレットを渡します。
彼女は妹がすでに死んでいると考えており、
遺体を見つけて欲しいとジャックに頼みました。
夜になって、
市警の警官がシンディを見つけ、
ジャックに連絡してくれました。
ジャックは遂にシンディと対面し、
彼女の口からもう一度ハンセンの事を聞きます。
シンディは街でハンセンに買われ、
彼の自宅の地下室に向かいました。
その日は家族は留守だったようです。
地下室には動物の剥製が無数にありました。
シンディは鎖で繋がれ、
強姦されました。
その後、
ハンセンはシンディを自家用機に乗せて、
別の場所に移動しようとしました。
その時に隙を突いて
シンディは逃走しました。
ジャックと話し終えたシンディは、
夜の街で知り合った女性に誘われ、
ダンサーになる事にしました。
解決済みの事件を探ったので、
市警から州警察に苦情が入ります。
そんな中、
また新しい遺体が発見されました。
今度の女性は、
背中から無数の銃弾が撃ち込まれていました。
シャツや下着は破られており、
激しく抵抗したと思われます。
ジャックは憤りを覚えます。
シンディはダンサーになりましたが、
客の前で踊るなど初めてで緊張します。
友人はそんなシンディに薬を勧めました。
ハイになったシンディは、
下着姿でステージに上がって踊り、
客からチップを貰いました。
するとその場に
ヒモ男のクレイトが現れて
シンディの金を巻き上げました。
時を同じくしてハンセンは、
カメラマンのフリをして
モデルを目指す少女を誘拐し、
自宅で監禁していました。
ハンセンは自家用機に少女を乗せ、
アラスカの山奥に連れて行きました。
ハンセンは山奥で少女を解放し、
狩りの要領で少女を射殺しました。
ジャックはシンディと会いますが、
辛い過去を持つ彼女は心を開きません。
ジャックは彼女の心を開かせる為に
自分の21歳の誕生日に妹が
事故死した事を明かしました。
相手は飲酒運転で、
亡くなった時の妹の年齢は
今のシンディと同じです。
店で夜の客を探していたシンディは、
客席にハンセンがいる事に気付き
パニックに陥ります。
その姿を見たハンセンは店を出て、
彼女を抹殺する計画を練ります。
ジャックは検察官と会って、
ハンセンの逮捕状を求めますが、
確実な物証を出せと言われました。
確実な物証はないので、
別件での逮捕を提案しますが
やはり断られてしまいました。
店でハンセンを見たシンディは、
飛行機で逃走しようとします。
その情報を手に入れたジャックは、
空港に向かって彼女を引き留め、
今までの犠牲者の写真を見せます。
状況証拠しかないから
逮捕に協力して欲しいと頼みました。
そして、
「ハンセンは絶対に釈放させない」
とジャックはシンディに誓います。
ジャックはシンディを連れ帰り、
妻のアリーに怒られました。
さらに、
転職先との契約書にサインしておらず、
アリーにその事を責められました。
2人が言い争う様子を目撃したシンディは、
1人でジャックの家を出てしまいます。
クレイトの元に戻ったシンディは、
また売春の仕事を再開しました。
数日後、
シンディは大量の薬を吸引し、
バーのトイレで倒れてしまいます。
ジャックとハンセンが
このバーに現れます。
先にシンディを見つけたのはジャックでした。
ジャックは急いで彼女を病院に搬送しました。
目を覚ましたシンディは、
義理の叔父から性的暴力を受け、
11歳で家を出た事をジャックに明かしました。
シンディ
「ずっと誰かを信じてみたかった。
信じていいのかな‥‥」
ジャック
「あぁ、もちろん。」
そのころハンセンは、
バーの店主に1万ドルをわたして、
シンディを見つけるよう依頼します。
バーの店主は
クレイトに銃口を突きつけ、
借金を返すか、シンディを渡すかの
二択を選ばせました。
クレイトは、
シンディを連れてくると約束します。
結末
ジャックはハンセンを見張ります。
尾行に気付いたハンセンは、
証拠品を山奥に隠しました。
ジャックはFBIに
プロファイリングを依頼しました。
結果はハンセンに当てはまっており、
ジャックは他の資料などと合わせて
検察官に改めて逮捕状を要求します。
やはり物的証拠がないので、
検察官は難色を示します。
ジャックは
「ここで逮捕しないと犠牲者は増える、
その時は責任を取らせれますよ。」
と検察官を脅しました。
検察官は他の罪で令状を出し、
遂にジャックがハンセンを逮捕しました。
ジャックによる取り調べと同時進行で
家宅捜索も行われます。
まずは過去の事件について尋ねます。
ハンセンは取り調べを予期しており、
ジャックの言葉にまったく動じません。
家宅捜索班も何も見つける事ができません。
ジャックは自らハンセンの自宅に赴き、
家宅捜索班を鼓舞します。
その結果、
拳銃と手錠が発見されました。
現場で発見された薬莢と合う拳銃です。
妻のアリーにその事を伝えると、
絶対に犯人を有罪にしてと言われました。
アリーは、
刑事を続けて欲しいと伝えて、
ジャックを送り出しました。
そんな中、
裁判が恐くなったシンディが、
病院から逃げ出してしまいます。
シンディはクレイトを頼ります。
クレイトは大いに喜んで、
バーの店主に引き渡そうとします。
異変を察知したシンディは逃げ出し、
クレイトは店主に射殺されました。
シンディは店主に追われますが、
ジャックが助けに来ました。
ジャックは
ハンセンの自宅で地図を発見します。
地図には24個の印があり、
遺体が遺棄された場所と思われます。
ジャックはその地図と
スーの姉から預かった姉妹お揃いの
ブレスレットを見せました。
明らかにハンセンは動揺します。
ここでジャックは
取調室にシンディを入れました。
動揺していたハンセンは、
「あの時に殺しておけばよかった」
と自白してしまいました。
ハンセンは罪を認め、
懲役461年と終身刑を宣告されました。
ジャックはそのまま刑事を続け、
最終的には刑事局のトップまで昇進し、
無事に退職を迎えました。
一方のシンディは後に結婚し、
3人の子供を出産しました。
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