映画「アジョシ」のストーリーを結末までネタバレ
- 2019.09.25
- 映画
映画「アジョシ」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
冒頭、
チゴン刑事は部下を引き連れ、
麻薬組織のボス・ミョンギュの
取引現場を張り込んでいます。
彼らはクラブで
ミョンギュの部下を逮捕しましたが、
肝心の麻薬が消えてしまいました。
踊り子の女性が運び屋を眠らせ
横取りしていたのです。
政府機関の工作員だったテシクは、
引退して質屋を経営しています。
親しい知り合いはいませんが、
隣室で暮らす少女・ソミは
何故かテシクを慕っています。
ソミはテシクの事を
「おじさん(アジョシ)」と呼びます。
テシクも彼女を可愛がっており、
おやつをあげたりしています。
ネタバレ
ある日、
ソミの母のヒョジョンが
カバンをテシクに預けました。
一方でミョンギュの部下は
証拠不十分で釈放されました。
ミョンギュは、
麻薬を奪われた運び屋のマンソクと
ジョンソクの兄弟に取り返せと命じます。
(マンショクとジョンソクは
ミョンギュの部下ではない。
運びや臓器売買を行う組織のボス。)
麻薬を盗んだ踊り子は
ソミの母のヒョジョンです。
ソミが家に帰ると、
ヒョジョンが薬を楽しんでいました。
ソミは隣室のテシクを訪ね、
彼の部屋で朝まで過ごしました。
翌朝、
テシクが目を覚ますと
すでにソミの姿はありませんでした。
テシクは亡き妻・ヨンスの墓参りに行きます。
墓参りから帰っていると、
ソミが男の子のカバンを盗んで
警察に捕まっていました。
親の連絡先を聞かれたソミは、
偶然通りがかったテシクを
父親だと主張します。
テシクは無視してその場を去りました。
(面倒な事に巻き込まれたくはない)
この日の夜、
テシクとソミは駄菓子屋で会います。
テシクは無視したお詫びに
ソミにお菓子を買ってあげます。
その後、
ソミが帰宅するとヒョジョンが
マンソクとジョンソクに拷問されていました。
ソミとヒョジョンは誘拐されました。
数時間後、
隣室のテシクの部屋に
マンソクの部下・ロワンが現れます。
電話でソミの声を聞いたテシクは、
ヒョジョンから預かったカバンを
ロワンに渡します。
しかし、
ソミとヒョジョンは解放されません。
ロワンはテシクに携帯を渡します。
翌朝、
ジョンソクからテシクに連絡が入り、
テシクは麻薬を運ぶ事になりました。
マンソクとジョンソクは警察に通報し、
ミョンギュと運び屋(テシク)を
逮捕させようと考えているのです。
2人からの通報で、
チゴン刑事率いる警官隊が動きます。
ミョンギュに会ったテシクは
2人を返して欲しいと要求しますが、
彼は誘拐について何も知りません。
そもそも麻薬の取引の予定はなく、
テシクを別の誰かと勘違いしています。
テシクとミョンギュが困惑していると、
チゴン刑事たちが現れました。
目の前に麻薬があるので、
このままでは現行犯逮捕されます。
全てはマンソクとジョンソクの作戦です。
ミョンギュは部下を見捨てて逃走し、
テシクも彼を追いかけます。
テシクは車で追いかけて
ミョンギュの車に車体をぶつけます。
ミョンギュは逃げ出しますが、
テシクは警察に捕まりました。
マンソクの指示で乗った車のトランクには
臓器を抜かれたヒョジョンの
死体が隠されていました。
警察はテシクを調べますが、
彼とミョンギュに繋がりはありません。
臓器売買の線でも調べますが、
やはり捜査は進みません。
さらに警察はテシクを調べます。
前科、前歴はありませんが、
過去の記録が残っていませんでした。
ソミが生きていると考えたテシクは、
警察の隙を突いて署から脱走しました。
そのころソミは、
他の子供と共に監禁されていました。
(子供の臓器は売れない)
テシクの過去の記録については、
ロックがかけられていましたが、
チゴン刑事は部下にロック解除を命じます。
マンソクとジョンソクはロワンに
ミョンギュの抹殺を命じました。
ロワンはミョンギュを暗殺し、
マンソク、ジョンソクの兄弟は
勢力を拡大させました。
一方でチゴン刑事たちは、
テシクが元工作員という事と、
交通事故で妻を失っている事を突き止めます。
交通事故のはずですが、
テシク自身は被弾しているようです。
テシクはロワンに渡された携帯から
マンソクの部下・ドチに辿り着きます。
クラブに乗り込んだテシクは、
ドチを刺してソミの居場所を聞きます。
ところがロワンが現れて、
ドチの口を封じました。
テシクとロワンは、
クラブのトイレで死闘を繰り広げます。
戦いに決着はつきませんでしたが、
テシクは横腹を撃たれてしまいました。
ここでマンソクが姿を現し、
テシクの携帯を渡しました。
チゴン率いる警察が現れたので、
一同はクラブを出ます。
テシクは昔の仲間・ダルソを訪ね、
腹部の傷から銃弾を取り出します。
眠ってしまったテシクは、
妻のヨンスから妊娠を
報告された時の事を思い出しました。
その直後にテシクは、
トラックで襲撃されて妻を殺され、
自身も被弾して引退したのです。
目を覚ましたテシクは、
ダルソから武器を受け取って、
長く伸びた髪を切りました。
工作員の時のような短髪です。
結末
テシクは麻薬を運ぶ少年を見つけ、
彼を尾行しました。
マンソクとジョンソクは、
警察に疑われない子供に
麻薬と金を運ばせているのです。
(幼い時は運び屋をさせて、
大人になると臓器を売る)
少年を尾行したテシクは、
遂にマンソク兄弟のアジトを見つけ、
1人で乗り込みました。
そこでテシクは、
ジョンソクにこき使われる
大勢の子供達の姿を目撃します。
ソミの姿はありません。
さらにテシクは別の部屋で
臓器を抜かれた女の子と
ミョンギュの遺体を発見しました。
テシクはジョンソクの部下を倒し、
ジョンソクを拷問します。
マンソクに電話をかけさせますが、
マンソクはソミの居場所を答えません。
怒ったテシクは
子供たちを避難させジョンソクを殺し、
アジトを燃やしてしまいました。
マンソクはロワンに
ソミの目玉をくり抜けと命じました。
ロワンはソミを連れて
医者の元に向かいます。
テシクはマンソクの
屋敷に乗り込みました。
マンソクはソミの目玉が入った
ビンを持っていました。
激怒したテシクは涙を流し、
1人で組織に立ち向かいました。
ただし、
手強いのはロワンだけです。
すぐに全滅させました。
しかもロワンは銃を置き、
格闘での一騎打ちを望みました。
テシクはロワンを倒し、
逃げ出したマンシクも
駐車場で殺しました。
全てを終えたテシクは、
自殺を図ろうとします。
そんなテシクの前に
ソミが姿を現しました。
ロワンは密かにソミを助けたのです。
あの目玉は医者の物です。
テシクは自殺を思いとどまり、
駆け付けたチゴン刑事に逮捕されました。
チゴン刑事はソミも車に乗せました。
チゴン刑事はテシクの頼みを聞いて、
2人の家の近所の駄菓子屋に寄ります。
テシクはあの時に無視した事を謝罪し、
大量の文房具を買ってあげました。
強く生きる事を誓い合い、
テシクはソミを抱きしめました。