映画「ちりも積もればロマンス」のストーリーを結末までネタバレ

映画「ちりも積もればロマンス」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

主人公のジウンは
就職活動をしていますが、
失敗続きで今はニート生活です。

就職活動費と言って、
親から金を貰って生活しています。

 

ある日、
ジウンがアパートの屋上で寝ていると
向かいのアパートで暮らしている
ホンシルという女性が声をかけてきました。

ホンシルはジウンが飲み干した
空き瓶が欲しいと言うのです。

ジウンが了承すると、
ホンシルは向かいのアパートの屋上から
ジャンプして空き瓶を取りに来ました。

何に使うのかと尋ねると、
売ってお金にすると答えました。

ホンシルはドケチ女で、
趣味・特技が貯金です。

 

また別の日、
またも面接に失敗したジウンは、
仲間達とツーリングに向かいます。

仲間の1人・ギョンジュに恋しています。

就職したギョンジュは
次からは参加しないようです。

 

時を同じくして、
ホンシルやジウンが住む地区は、
再開発で立ち退きを迫られています。

説明会に参加したホンシルは、
金儲けの作戦を考えます。

 

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ネタバレ

見栄っ張りのジウンは、
就職したと仲間に報告します。

ギュンジュに就職先を聞かれたので、
適当に嘘を付きました。

 

この日の夜、
家賃を滞納しているジウンは、
大家さんに催促されます。

その様子を目撃したホンシルは、
立ち退き料を2部屋分貰おうと考え、
家賃を払ってジウンの部屋の名義を
自分の父に書き換えました。

こうしてホンシルは、
1413万ウォンを手に入れました。

預金限度額いっぱいの
1億5000万ウォンが貯まりご機嫌です。

 

金がないジウンは、
家を追い出されそうになり、
腎臓を売ろうかと悩みます。

そんな時に、
ギョンジュにデートに誘われます。

ギョンジュは経理の仕事を始めましたが、
すでに仕事を辞めたいと悩んでいます。

 

そのころホンシルも
自分を担当する銀行マンの
グァンウとデートしています。

ドケチなホンシルは、
カフェの砂糖を持ち帰ろうとしますが、
店員に見つかってしまいました。

泥棒だと思われるのは嫌なので、
大量の砂糖をコーヒーに入れて誤魔化します。

ホンシルはグァンウが好きですが
2人は交際している訳ではありません。

預金限度額いっぱいのホンシルは、
「名義を購入するか借りればいい」
と助言されました。

帰り際に見事に砂糖を盗みます。

 

ギョンジュとのデート中に
姉から電話がかかってきました。

母と姉が経営している店に
猪が入って大暴れしたのです。

ジウンは姉と母の心配よりも
仕送りの心配をしたので
姉にこっぴどく怒られました。

 

それから数日後、
遂にジウンは家を追い出されます。

ホンシルはジウンに声をかけ、
食事を与えます。

再開発は2か月後に迫っており、
ホンシルも家を出る必要があります。

ホンシルはジウンに
一緒に2か月で500万ウォン稼ごう
と提案します。

条件は絶対服従です。

金に目が眩んだジウンは、
ホンシルの奴隷になる事になりました。

まずはジウンの所持金、所持品を
全てホンシルが預かります。

ジウンが寝泊まりするのは、
ホンシルがアパートの屋上に用意したテントです‥

 

翌朝、
ジウンはホンシルに起こされます。

ジウンが必要とする所持品以外は、
全てホンシルに売られてしまいました。

ジウンはギョンジュとのデートの為に
バイクだけは死守しました。

 

ホンシルは自分名義の通帳を渡し、
家具などを売った金を
全て振り込むよう指示します。

通帳をジウンが持っておく事を条件に
ジウンはホンシル名義の通帳に金を預けます。

ホンシルは金を奪うつもりはありません。
彼女は優良顧客なので金利が高いのです。

 

ジウンはホンシルに連れられ、
空き屋のゴミを盗んで売ったり、
偽のサインを売りつけます。

ジウンはそれなりにイケメンなので、
中年の女性などは簡単に買います。

ジウンは彼女のやり方に嫌気がさしますが、
給料を貰って悪い気はしません。

ただしその給料も
ホンシル名義の口座に預けますが‥‥

 

一方のホンシルは、
まったく恋愛経験がありません。

グァンウに恋するホンシルは、
ジウンに男性についての質問をします。

「静かな女性がいい」
とアドバイスされました。

 

1日目の仕事終わり、
ホンシルはグァンウに会いに行き、
勝手にジウン名義の口座を作ります。

グァンウはホンシルに
効率よく稼ぐ方法として
株を勧めています。

ジウンの指示に従って
無口な女性を演じています‥‥

 

ジウンは
ホンシルに彼氏がいると勘違いし、
いつもスッピンの彼女の為に
化粧品をプレゼントします。

ところが、
「無駄遣いはやめろ」
と怒られてしまいました。

返品しろと言われましたが、
ジウンは彼女の部屋に置いて
屋上のテントに戻りました。

 

深夜、
ジウンはホンシルに連れられ、
家庭ごみを漁りに行きました。

ホンシルは、
金がかかるから恋はしないと
ジウンに話しました。

 

その後もジウンはホンシルと、
結婚式の参列者の代行をしたり、
バドミントン用の光るシャトルを売ったり、
車で海鮮を売りさばいたりします。

 

そんなある日の夜、
ホンシルの父が現れました。

ホンシルの父は
5年前に会社を潰しており、
今はギャンブラーをしているようです。

父が帰った後、
ホンシルはジウンに、
一般的な男女はどのような場所に
デートに行くのかと尋ねました。

 

 

後日、
ホンシルはジウンの提案を聞き
グァンウを河原デートに誘います。

お金がかからないデートです。

永遠に河原を歩き続けるので、
グァンウは疲れ果てています。

ホンシルはコンサートに誘われますが、
チケットの値段を聞いて驚き、
「人が多いとこは苦手」と断りました。

 

時を同じくして、
ジウンはギョンジュとデートに行き、
彼女に88万ウォンの靴を贈りました。

ジウンは友人の家を借りて
ギョンジュを誘いますが、
運悪く友人の母と恋人が訪ねて来ました。

友人の母と恋人が喧嘩を始め、
2人は家を出て行きました。

 

帰宅したジウンはホンシルに
通帳を見せろと迫られます。

ギョンジュとのデートで金を使ったので
ホンシルの予定より100万ウォン少なく
ジウンは怒られてしまいます。

ストレスが溜まっているジウンは、
ホンシルに言い返してしまい
2人は口喧嘩となりました。

 

翌朝、
ジウンが持っているホンシルの口座を
解約する為に2人は銀行に向かいます。

その途中で食事券が付いた
献血コーナーを発見したので、
2人は献血する事にしました。

カップルは食事券が2枚と聞き、
2人は咄嗟にカップルのフリをします。

妙に息が合っています。

献血した後、
ホンシルは眠ってしまいました。

ジウンは係りの人に頼んで、
ホンシルをそのまま寝させますが、
彼女の腹部の手術痕が気になりました。

 

銀行に行くのは止めて、
2人は歩いて帰りました。

2億ウォンの使い道について話します。
(2億はホンシルの目標金額)

ジウンは旅行や買い物などと答えますが、
ホンシルは何も欲しくないと答えました。

ホンシルの言葉を聞いたジウンは
「普通はやるべき事とやりたい事がある。
でもホンシルにはやりたい事がない。
やるべき事だけを考えているからだ。

そんな生活を続けていると
本当にやりたい事を見失う。
そんなの悲しいと思わないか?」
と言いました。

 

ジウンの言葉を聞いたホンシルは、
グァンウとコンサートに行く事にしました。

ジウンがくれた化粧品を使って、
珍しくメイクもしてみました。

ところが、
待ち合わせ場所に向かうと
グァンウは別の女性を連れていました。

留学先で知り合った友人で、
恋人ではないようですが、
ホンシルは適当な嘘を付いて
家に帰りました。

 

メイクしたホンシルを見たジウンは
キレイだと彼女を褒めます。

するとホンシルが泣き始めたので、
ジウンは彼女をバイクの後ろに乗せて
夜の街を走りました。

ジウンの携帯に
ギョンジュから電話がかかってきますが、
ジウンは電話に出ませんでした。

ギョンジュよりホンシルを優先したのです。

 

その後もジウンは、
ホンシルと一緒にお金を稼ぎます。

ところが、
結婚式に代理出席した時、
ギョンジュと遭遇してしまいました。

ジウンは就職が嘘だとバレたと焦りますが、
ギョンジュはその事を気にもせず、
ホンシルとの関係を追及しました。

ギョンジュとの関係は終わりました。

 

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結末

ある日、
ホンシルはジウンを
1本の木が生える丘に連れて行き、
自分の話をしました。

母の葬式の日に
父の会社が倒産しました。

父は姿を消して、
借金取りは花代などの
全ての財産を押収しました。

お金が足りなくて納骨はできず、
ホンシルは涙を流しました。

バスに乗っていたホンシルは、
この場所を発見して
母の骨を撒いたのです。

2人がそんな話をしていると
作業着を着た男性が近付いてきました。

作業員から話を聞いた2人は
ここがゴルフ場になる事を知ります。

 

帰宅したホンシルはジウンに
あの土地を買おうか迷っていると相談します。

ジウンは買うべきだと即答しました。

 

ジウンに背中を押されたホンシルは、
地主に土地を買いたいと申し出ます。

ゴルフ場会社よりも高値なら
売ってもいいと答えてくれました。

 

ホンシルはその足で銀行に行き、
グァンウに1億2千万ウォンを
引き出したいと伝えます。
(ホンシルの名義で作った元々の口座)

1週間待って欲しいと言われました。

それと同時にホンシルは、
ジウンの名義で作った口座に
彼へのお礼の100万ウォンを残し、
全て引き出しました。
(元々の口座が限度額いっぱいになり、
ジウンの名義で勝手に作った預金口座)

 

その後、
ホンシルは地主に前金を払い、
1週間後に振り込むと約束します。

 

もうすぐ2か月が過ぎ、
ジウンとホンシルの別れも近づいています。

2人とも新しい部屋は決まっていません。

そんな中、
ジウンは前の家の契約書を見て、
ホンシルの父の名前を発見し、
彼女が立ち退き料の706万ウォンを
受け取っていた事実を知ります。

ホンシルを問い詰めたジウンは、
ホンシルの名義の口座から
貯まった408万ウォンを引き出して
彼女の前から姿を消そうとします。
(ジウンのお金を預金する為に
ホンシルが用意した口座。
ギョンジュとデートしていなければ、
予定通り500万ウォンが貯まっていた。)

そんな時でした。

警察からホンシルに連絡が入り、
グァンウが金を持って逃げた事が判明します。

彼は詐欺師だったのです。

2人は慌てて警察に向かいますが、
ホンシルのお金は戻りません。

ホンシルの預金は、
グァンウが個人的に管理しており、
銀行には責任が及ばないのです。

コンサートで会った女性は、
グァンウの共犯者でした。

グァンウと親しかったホンシルは、
彼との関係を疑われますが、
ジウンが彼女を庇いました。

 

ショックを受けたホンシルは、
橋から川に飛び降ります。

ホンシルを助ける為に
ジウンも川に飛び込んで、
彼が病院に搬送されました。

ジウンは退院しますが、
ホンシルの姿がありませんでした。

それでもジウンには彼女の居場所の
心当たりがありました。

2人はあの丘で再会します。

ジウンは黙って消えた事を責め、
協力して生きて行こうと提案しますが、
彼女は怒って帰ってしまいました。

 

それから数日後、
グァンウが逮捕されます。

ジウンは警察に呼び出され、
100万ウォンが入った口座の
通帳を渡されました。

やはりホンシルのお金は
返ってこないようです。

 

ジウンは建設会社を訪れて、
丘の木を購入したいと申し出ます。

土地を買うお金はないので、
木だけでもと考えたのです。

700万ウォン必要だと言われたジウンは、
少しだけ待って欲しいと頼みます。

ホンシルとの生活で400万貯め、
彼女が口座に100万残していたので、
残りは200万ウォンです。

ジウンは自分の所持品や
大切なバイクを売り捌きます。

それでもお金は足りません。

そこでジウンは、
ギョンジュに買った靴を盗んで
700万ウォンを用意します。

 

次の日、
前のアパートに戻ったホンシルは、
目の前にあの木がある事に気付きます。

ジウン
「お前は5年で2億を貯めた。
だから2人なら2年で稼げるはずだ。
俺が取り返してやるから。」

ホンシル
「同情しているの?」

ジウン
「そうだ。
気の毒で見てられない。
悪いか?」

号泣するホンシルを
ジウンが優しく抱き寄せます。

 

ホンシルが泣き止んだ後、
2人は思い出が詰まった屋上で
穏やかな時間を過ごします。

ジウンはホンシルに
腎臓が1つなのかと尋ねます。

ジウンがあまりにも本気なので、
ホンシルは笑ってしまいます。

お腹の傷は盲腸の手術の痕でした‥‥

どんな女性がタイプかと聞かれたジウンは
「お前みたいな美人だ」と答えました。

ジウンの言葉に喜んだホンシルは、
彼に無料でキスしました。