映画「復讐したい」のストーリーを結末までネタバレ
- 2019.09.09
- 映画
映画「復讐したい」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
犯罪被害者やその遺族に
復讐の機会を与える
「復讐法」が成立しました。
復讐法成立から3年が経ち、
世論も復讐法賛成に傾いています。
ただし復讐にもルールは存在します。
復讐の舞台は蛇岩島という無人島で、
一度に数組の復讐が行われます。
復讐者は受信機や武器を持ち、
受刑者は発信機を装着されます。
時間が経つと受刑者が
入れないエリアが増え、
入ると地雷が爆発します。
制限時間の18時間を超えると
受刑者は無罪となります。
無罪となった場合は、
新しい身分が与えられ、
別の人間として人生を再開できます。
蛇岩島内は無法地帯なので、
受刑者が復讐者から武器を奪って
返り討ちにしても問題ありません。
ネタバレ
ある日、
環境保護団体・アースウイングによって、
スーパーマーケットが爆破されて、
34人が命を落としました。
元々は立派な環境保護団体でしたが、
風祭という男がリーダーになると
テロ活動を行うようになったのです。
それから少し時は流れて、
風祭を含める幹部の4人が
海外で逮捕されました。
風祭らは日本に強制送還されます。
被害者の会は裁判を行わず、
リーダーの板垣を中心とするメンバーは、
記者会見を開いて復讐を宣言しました。
中学教師の高橋泰之は、
復讐法に反対していました。
そんなある日、
妊娠中の妻の泉が
小寺という男に殺害されました。
小寺は宅配便業者を名乗り、
玄関を開けた泉の腹部を刺したのです。
泰之は復讐法の使用を決意し、
武器の取り扱いの講座を受け、
蛇岩島へと向かいました。
蛇岩島に到着した泰之は、
法務省の猪狩の説明を受け、
復讐の手続きを行いました。
武器を受け取って、
待機ブースに向かいます。
21時から開始なので、
制限時間は次の日の15時となります。
泰之と同時刻に、
泰之を含める復讐者7名、
受刑者も7名解き放たれます。
~~~~~参加者~~~~~
・復讐者
高橋泰之(妻を殺した小寺を狙う)
角田恭子(両親を殺した星野範子を狙う)
佐久間洋一(妹を殺した稲葉信也を狙う)
板垣(被害者の会のメンバー)
前田(被害者の会のメンバー)
日野(被害者の会のメンバー)
佐倉(被害者の会のメンバー)
・受刑者
小寺涼
星野範子
稲葉信也
風祭
風祭の部下3名(名前不明)
~~~~~~~~~~~
ランダムな入口から受刑者と
復讐者がフィールドに入ります。
時を同じくして、
泰之の両親は自宅で
息子の無事を祈っていました。
テレビで流れるニュースでは、
パキスタンで小型の核爆弾が
盗まれる事件が発生したと報じています。
泰之はターゲットの小寺を探します。
近くにいれば受信機が反応するはずです。
妹を殺された佐久間は、
受刑者の稲葉に銃口を向けますが、
安全装置が外れていませんでした。
その事を見抜いた稲葉は、
佐久間を殴り飛ばして、
2人は殴り合いになります。
やがて拳銃を拾った佐久間が
安全装置を外して稲葉を射殺し、
復讐を達成しました。
佐久間は稲葉の遺体に
何度もナイフを刺します。
猪狩は佐久間に連絡して、
1番近い出口を伝えます。
アースウイングの4人と、
被害者の会の4人は、
集団で行動していました。
アースウイングの中には、
傭兵上がりのメンバーもいます。
被害者の会のメンバーは一般人ですが、
前田は自衛隊員で武器の扱いにも長けています。
やがて泰之は小寺を発見します。
こっそり近付いて銃口を向けますが、
泰之の姿を見た小寺は逃走しました。
泰之は小寺の肩を撃ちますが、
逆に木の棒で殴られて川に転落しました。
アースウイングのメンバーは、
稲葉の遺体を調べています。
稲葉に刺さったナイフと、
佐久間が残した拳銃を拾います。
銃弾は残っていません。
さらに彼らは耳の内側に
発信機がある事を知ります。
翌朝、
河原で目を覚ました泰之の前に
亡くなったはずの泉が現れます。
見た目はとても似ていますが、
彼女は泉ではありませんでした。
友人の恭子の家族を殺した
受刑者の星野範子です。
範子は復讐される事を望んでおり、
逃げるつもりはないと話します。
別れ際に範子は泰之に
肩を被弾した男を見たと教えました。
泰之は血痕を追跡しますが、
小寺を見つける事はできません。
そんな中、
復讐者の角田恭子と出会います。
泰之は疲労困憊の恭子に
自分の飲み水を渡します。
彼女の標的が範子と知りますが、
彼女の居場所は教えませんでした。
そのころ被害者の会のメンバーは、
風祭たちが潜伏する建物を発見していました。
彼らは四方から同時に攻めますが、
アースウイングのメンバーはいませんでした。
彼らは発信機を取り出して
建物の中に置いていたのです。
アースウイングのメンバーは
逆に被害者の会のメンバーを襲撃し、
武器を奪いました。
板垣と佐倉が命を落とし、
前田は重傷を負いました。
アースウイングのメンバーは、
監視カメラを次々と破壊します。
実は彼らはパキスタンで
核爆弾を盗んだ犯人です。
そのころ泰之は、
遂に小寺を追い詰めました。
先ほどの戦闘を見ていた小寺は、
泰之にも逃げた方がいいと告げ、
泉を殺した理由を明かします。
小寺の母は心臓の病で、
心臓移植を必要としていました。
しかし、
フリーターだった小寺には、
移植に必要な費用を払う事ができません。
そんなある日、
看護師だった角田恭子が
小寺にある提案をしました。
高橋泉を殺してくれたら
名簿を操作して移植を応援する基金の
対象者にしてあげると‥‥
母を救いたい小寺は泉を殺したのです。
恭子が泉を殺した理由は不明です。
ここまで話したところで、
小寺は地雷を踏んで死にました。
猪狩は泰之に連絡して
出口の位置を教えますが、
泰之はフィールドに残りました。
結末
泰之は河原で
恭子と範子を発見します。
泰之の姿を見た範子は、
言葉巧みに泰之を誘導して
恭子を射殺させました。
範子は泰之に事情を説明します。
恭子は両親と血は繋がっておらず、
範子の家族を人質に取って、
自分の親を殺せと命じました。
復讐法を使って合法的に
範子を殺せば完全犯罪となります。
範子は涙を流しながら
「仕方なかったの」と訴え、
泰之に抱きつきます。
範子は泉に瓜二つなので、
泰之は彼女を連れて島を出る事にしました。
2人の会話を聞いていた猪狩は、
範子の身辺を調査します。
彼女の両親はすでに他界していました。
そのころ風祭たちは、
仲間が蛇岩島に隠していた
核爆弾を起動しました。
残り1時間半で大爆発します。
猪狩は本部に連絡し、
泰之、前田、日野に避難を指示します。
前田は自分たちで
爆弾を解除すると申し出ました。
どうせ逃げ場はないので、
泰之も付き合う事にしました。
自分勝手な範子は、
重傷を負う前田を無視して、
自分達だけで逃げようと提案しました。
見た目は瓜二つでも
優しい泉とは正反対です。
泰之は範子を無視して
前田と行動を共にします。
残り10分になり、
前田と泰之と日野の3人は、
風祭らに銃撃戦を挑みます。
前田が命を落としますが、
泰之と日野は風祭らを全滅させました。
爆弾の解除は不可能ですが、
大学で原子力を学ぶ日野は
プルトニウムが核分裂しないように
爆弾のプレートを外しました。
爆弾は爆発しますが、
日野の言った通り核爆発は発生せず
放射能漏れもごくわずかでした。
その後、
範子の嘘を見抜いた泰之は
彼女を撃って尋問します。
泰之
「本当の事を話せ。
妻を殺した小寺、
それを指示した恭子、
妻との繋がりが見つからない。
君なんだろ?」
範子
「あなたと同じよ。
私もこの顔が大好きなの。
苦労(整形)して手に入れた顔なの。
この顔は私だけの物よ?」
範子は料理教室に行って、
自分と瓜二つな泉と出会いました。
天然物の泉を許すことができず、
自分の親を憎む恭子に
交換殺人を提案したのです。
恭子は自分で殺すことができず、
小寺を使用しました。
泰之が小寺を殺せば証拠は残りません。
範子は捕まりましたが、
復讐法によって無罪になる予定です。
真実を知った泰之は範子を殺し、
復讐を遂げました。
猪狩は泰之と日野に感謝し
2人を見送りました。
生き残ったのは復讐者の
泰之、日野、佐久間の3人です。
怪我をしていた泰之は、
数日間だけ入院する事になりました。
泰之は心配をかけた両親に謝ります。
その後、
病室で眠っていた泰之は、
小寺の母に刺殺されました。
泰之の父は報道陣の前で、
小寺の母への復讐を宣言しました。