映画「テルマエ・ロマエ1」のストーリーを結末までネタバレ
- 2019.09.06
- 映画
映画「テルマエロマエ」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
時は128年、
世界最大のローマ帝国は、
暴君・ハドリアヌスが治めています。
彼は暴君ですが、
浴場(テルマエ)を多く建設し、
民衆の支持を集めていました。
主人公のルシウスは、
テルマエ設計技師です。
真面目なルシウスは、
昔ながらの設計にこだわっており、
仕事を失いつつあります。
そんなある日、
ルシウスは友人のマルクスと
テルマエに向かいました。
中には売り子がいたり、
水泳をする者が居たりと
騒がしくて落ち着くこともできません。
ルシウスは
落ち着くために湯の中に潜ります。
潜って斬新な発想を求めますが、
浴場の中で溺れてしまいます。
目を覚ましたルシウスは、
21世紀の日本の銭湯に
タイムスリップしていました。
まずは富士山の絵に驚きます。
脱衣所に出たルシウスは、
扇風機、ロッカー、鏡、カゴ、
ドライヤーに興味を示します。
ルシウスは日本人の事を
「平たい顔族」と呼びます。
ネタバレ
ルシウスは裸の状態で、
女風呂に入ってしまいます。
漫画家志望の真実と出会いますが、
他の女性に体重計を投げられ、
男風呂に搬送されました。
すると仲良くなったオジサンが、
フルーツ牛乳を奢ってくれました。
ルシウスは感銘を受けますが、
その直後にローマのテルマエで目覚めます。
ルシウスは日本での出来事は
夢だったと考えますが、
フルーツ牛乳のビンを持っていました。
ルシウスは日本で見た、
カゴ、暖簾、壁の絵、鏡、
冷たい牛乳などを盛り込んだ
新しいテルマエを設計します。
新しいテルマエは大盛況です。
そんな中、
歩くのが辛い老人の1人が
「家に風呂があればいいのに」
と呟きました。
ルシウスは風呂に浸かりながら
新しいアイディアを考えますが、
再び現代の日本に飛びます。
今度は民家のお風呂の中でした。
小型の湯舟、シャワー、
湯舟のフタ、シャンプーハット、
などに興味を示しました。
一方の真実は師匠の漫画家に
ダメ出しをされていました。
真実は絵は上手いのですが、
話が面白くないのです。
特に主人公にインパクトがありません。
ルシウスが飛んだ民家は、
真実の師匠の家でした。
真実の師匠の父親は風呂に入り、
ルシウスを新しいヘルパーと間違え、
背中を洗ってもらいます。
ルシウスは垢すりと
シャンプーに感銘を受けますが、
再びローマに戻ります。
少し時は流れて、
ルシウスは小型のテルマエを作り、
シャワーとシャンプーを導入しました。
すぐに評判となり、
ルシウスはローマ1の技師になりました。
妻も大喜びして、
ルシウスと子作りしようとします。
平たい顔族の技術に嫉妬するルシウスは、
その気になれません。
そんな中、
ルシウスは皇帝・ハドリアヌスに呼び出され、
宮殿のテルマエ設計を依頼されます。
もちろん引き受けます。
ルシウスは宮殿に案内され、
次期皇帝候補のケイオニウスと
皇帝の側近のアントニヌスと出会います。
ルシウスは斬新な発想を求めて
再び現代の日本に飛びました。
今度は真実の昼間の仕事先の
ショールームの浴室でした。
ジャグジーに驚いた後に
ショールーム内を見学します。
浴室のモニターや、
ウォシュレット付きトイレに感動し、
ローマ帝国に帰還します。
ジャグジー風呂と
洗浄機付きトイレで
ハドリアヌスを喜ばせ、
お抱えテルマエ技師になりました。
そのころ真実は、
昼間の仕事をクビになっていました。
彼女の実家は
田舎で温泉宿を経営しています。
真実は実家に戻って
両親の手伝いを始めました。
さらに、
ルシウスが身に着けていた物から
ローマ帝国とハドリアヌスまで辿り着きます。
古代ローマの勉強をして、
ルシウスを主人公にした
新作漫画を描こうとしています。
ただし、
両親の経営する宿は赤字続き、
真実は見合いを勧められています。
家を空ける事が多いルシウスは、
妻に浮気されてしまいました。
そんなある日、
アントニヌスがルシウスを訪ねてきました。
大切にした少年が亡くなって
ハドリアヌスが元気を失っているようです。
一方で次期皇帝候補のケイオニウスは
極度の女好きでアントニヌスも困っています。
その後、
宮殿のテルマエの修理を行ったルシウスは、
再び溺れて現代日本に飛び飛びます。
飛んだ先は真実と
見合い相手がデートする動物園でした。
栽培されているバナナに感動し、
真実に温泉街を案内してもらいます。
解放感を味わえる
露天風呂が気に入ったようです。
バナナの種を持って古代に戻ります。
少年との思い出が詰まった
ナイルの雰囲気を兼ね備えた
露天風呂とバナナで皇帝を元気付けました。
そんな中、
ドナウ川北岸の蛮族による反乱が発生します。
ハドリアヌスは自ら出陣しますが、
苦戦を強いられ弱気になります。
そこでケイオニウスを養子にして、
次期皇帝に任命しようと考えます。
ケイオニウスの最初の事業として
民衆向けのテルマエ建造を考え、
ルシウスを責任者とします。
これが成功すれば、
ケイオニウスに民衆の心が集まります。
ただし、
ケイオニウスはテルマエに興味がなく、
全てルシウスに任せると言いました。
そんなある日、
ルシウスはライバル技師に襲撃され、
負傷して井戸に落ちてしまいました。
真実の実家の温泉宿に飛びます。
地熱、炭酸泉、温泉卵に感動し、
真実と再会します。
真実はこの時の為に
ラテン語と古代ローマ史を勉強し、
ルシウスと会話できるようになっていました。
酒に酔って倒れたルシウスは、
真実を古代ローマに連れ帰りました。
ケイオニウスは真実を口説いて、
自分の妻にしようとします。
その場にアントニヌスが現れ、
真実を解放してくれました。
ケイオニウスを好きになれないルシウスは、
北方の戦線まで赴いて彼の為に
テルマエを建造する事はできないと
ハドリアヌス皇帝に伝えます。
今までの功績があるので、
処罰される事はありませんでしたが、
「二度と姿を現すな」と告げられます。
ルシウスは北方の戦線付近では、
温泉が湧いている事に気付き
ローマに戻ります。
一方で真実は、
アントニヌスが軍を率いて
属州に派遣される事を知ります。
真実の件でケイオニウスの
怒りを買ったからのようです。
ところが、
真実が知っている歴史では、
属州に行くのはケイオニウスです。
ケイオニウスはそこで疫病にかかり、
アントニヌスが次期皇帝となるのです。
真実はこれを阻止しないと
歴史が変わってしまうと
ルシウスに相談します。
皇帝となったアントニヌスは、
反対する元老院を説得して、
ハドリアヌスの神格化を実現します。
ケイオニウスが皇帝となれば、
ハドリアヌスの神格化は実現せず、
功績は抹消され愚かな暴君の烙印を押されます。
ルシウスは
ハドリアヌスが好きなので
顔色を変えました。
ルシウスはケイオニウスに
「皇帝となったらハドリアヌス様を
神格化していただけますか?」
と尋ねます。
ハドリアヌスが元老院と対立しているので、
ケイオニウスは無理だと答えました。
真実の言った通りです。
結末
ローマ軍は北方の反乱に苦しんでいます。
真実に勇気づけられたルシウスは、
アントニウスに頼んで戦線に向かいます。
ルシウスは
兵士の疲労回復ための温泉を
戦場に作る事にしたのです。
提案者はアントニヌスという事にして、
彼に全ての功績を譲るつもりです。
皇帝は提案を受け入れ、
ルシウスにテルマエ作りを命じます。
頭がいいハドリアヌスは、
ルシウスの考えだと見抜きますが、
知らないフリをしました。
すぐにテルマエ作りが始まりますが、
慣れない土地と地熱に苦しみ、
なかなか作業が進みません。
そんな中、
真実に続いて彼女の父親や、
温泉街の人間がタイムスリップします。
ルシウスは彼らの協力を得て、
オンドル小屋が立ち並ぶ
テルマエを建造しました。
露天風呂や温泉卵もあります。
兵士たちはテルマエで傷を癒し、
ローマ軍の士気が高まります。
真実は絵を描いて、
入浴の心得を教えます。
真実は漫画家を続けると
ルシウスに伝えました。
数日後、
ローマ帝国軍が北方の蛮族に勝利し、
ルシウスは真実に感謝しました。
涙を流した真実たち現代人は、
現代にタイムスリップして消えました。
ルシウスは元の世界に戻る方法は、
涙を流す事だと気付きました。
1ヶ月後、
テルマエ建造を提案したアントニヌスは、
その功績を認められます。
ハドリアヌス皇帝は、
ルシウスの功績も称えて、
彼を民衆に紹介しました。
属州行きはアントニヌスから
ケイオニウスに変更されました。
そのころ真実は、
ルシウスを主人公として
新作の漫画を描いていました。
そんな真実の前に
再びルシウスが現れました。