「ルパン三世 血の刻印」あらすじ、ネタバレ結末

「ルパン三世 血の刻印」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

ある日、
ルパンは日本の裏社会の顔役の
藤堂昌江に拘束されます。

不二子を監禁中の藤堂は、
闇のオークションに出品される予定の
人魚の鱗」という宝石を盗めと
ルパンを脅します。

不二子と藤堂はグルのようですが‥‥

 

オークション当日、
持ち主で医療品メーカー社長の
氷室が「人魚の鱗」を出品します。

会場には、
秘書の美沙を伴う藤堂や、
ルパンを追う銭形の姿もあります。

ルパンと次元と五ェ門は、
銭形たちを出し抜いて
「人魚の鱗」を盗み出します。

3人は展示品のヘリを盗んで、
会場からの脱出にも成功します。

ところが、
藤堂と美沙が氷室の用心棒で
殺し屋の影浦に殺されてしまいました。

 

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ネタバレ

ルパンは盗んだ宝石が
偽物だと気付きます。

オークション会場も爆発したので、
ルパンは氷室が怪しいと疑います。

一方で銭形は燃えた会場で、
藤堂の遺体を発見しました。

秘書の美沙の遺体はないようです。

 


ルパンは麻紀という少女と出会い、
弟子にして欲しいと頼まれます。

ルパンが無視してアジトに戻ると
不二子が姿を現しました。

不二子曰く氷室の狙いは、
八百比丘尼の財宝のようです。

八百比丘尼は人魚の肉を食べて
八百歳まで生きたと言われる伝説の女性です。

その美貌から様々な男性が
彼女を妻にしようと財宝を貢ぎました。

数百年ののち、
彼女は尼となりましたが、
集めた財宝はどこかに封印されています。

封印を解くためには、
「人魚の鱗」の他に
「龍鱗石」も必要です。

不二子がすでに予告状を出しており、
ルパンは相棒の次元と共に
「龍鱗石」を盗みに向かいます。

今度も銭形を出し抜いて
見事に宝石を盗み出します。

 

次元は氷室について調べます。

彼の会社は
表向きは医療機器メーカーですが、
裏では兵器を売買しています。

八百比丘尼の財宝を狙っていますが、
藤堂を殺す理由は思い当たりません。

アジトに戻ったルパンと次元が
五ェ門とそんな話をしていると
ルパンを尾行していた麻紀が現れます。

話を聞いていた麻紀は、
自分も付いて行きたいと申し出ます。

ルパンは何度も断りますが、
次元と五ェ門に諭されて、
彼女を仲間に加えました。

この日の夜、
ルパンと麻紀の2人は、
氷室のオフィスに潜入して、
本物の「人魚の鱗」を盗み出しました。

 

そのころ次元と五ェ門は、
氷室の自宅に侵入していました。

そこで2人は、
殺されたはずの美沙を発見します。

監禁されていた美沙を救出しますが、
影浦率いる殺し屋集団に襲撃されます。

影浦は剣を使うので
五ェ門が引き受けました。

そんな中、
次元を庇った美沙が
喉を斬られてしまいます。

次元は焦りますが、
彼女の傷はすぐに癒えました。

実は彼女は特異体質の持ち主で
どんな怪我をしてもすぐに回復するのです。

そして彼女は、
封印を解く3つ目の鍵でもあります。

連れて逃げる事は不可能なので、
次元と五ェ門は2人で脱出しました。

 

麻紀は自分には両親がおらず
施設で育った事をルパンに明かします。

美沙も同じ施設で育ちましたが
その特異体質が原因で
周囲には気味悪がられていました。

麻紀だけが彼女を姉の様に慕っていました。

美沙は施設の負債を肩代わりする為に
藤堂の秘書を務めていました。

麻紀はルパンのような泥棒になって、
美沙を盗み出そうと考えていたのです。

ルパンは麻紀に
美沙を盗んであげると約束しました。

 

一方で氷室は、
美沙の血を利用して不死身の体を持つ
兵士を作る研究を行っています。

その兵士を利用して戦争を起こし、
財宝を資金に兵器を開発して
売りさばく計画のようです。

ただし研究は上手く進んでいません。

氷室曰く、
美沙は八百比丘尼の子孫のようです。

 

 

時を同じくして銭形は、
氷室の身辺を調査しています。

 

不二子はルパンを裏切って
2つの宝石を持ち逃げして、
氷室に差し出します。

不二子が盗んだのは偽物でした。

氷室に捕まりそうになったので、
不二子は美沙を連れて逃走し、
再びルパンと合流します。

ところが、
不二子を尾行していた麻紀が
氷室に誘拐されてしまいました。

 

氷室たちは、
財宝が眠る海鳴島に向かい、
ルパン一味も後を追います。

銭形たちも氷室の裏の顔を知り、
海鳴島へと向かいました。

道中で過去の記録を見た銭形は、
ルパン一世が八百比丘尼の財宝を
手にした事を突き止めます。

ルパン一世はその財宝を
持ち帰らなかったようです。

 

ルパンは次元に祖父が
財宝を持ち帰らなかった理由を
知りたいのだと語ります。

 

 

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結末

一行は海鳴島に到着します。

ルパンは氷室の部下に変装して、
麻紀を取り戻そうとしますが失敗します。

美沙は麻紀を救うために
自ら氷室に捕まりました。

財宝の隠し場所には
大量のトラップが仕掛けられており、
氷室は美沙に先頭を歩かせて
奥に進もうとします。

女性に優しいルパンは、
自ら先頭を歩いて、
トラップを解除しました。

氷室は影浦に
ルパン一味の抹殺を命じますが、
五ェ門が影浦を斬りました。

氷室の部下は全滅します。

 

2つの宝石と美沙の血液によって、
財宝の封印が解放されました。

八百比丘尼の財宝とは、
不老不死と言われた比丘尼本人の体でした。

精神はすでに眠っていますが、
肉体はみずみずしさを保っています。

その超活性化細胞こそが、
八百比丘尼の財宝です。

この肉体を研究すれば、
不死身の兵士が完成するはずです。

財宝の正体を知っていた理由は、
美沙同様に氷室も比丘尼の
子孫だからです。

 

氷室はルパンを始末しようとしますが、
偶然にも銭形が駆け付けます。

氷室はルパンに胸を撃たれます。

重傷を負った氷室ですが、
八百比丘尼の血液を自分に注入し、
自らの体の細胞を活性化しました。

撃たれた傷はすぐに回復し、
筋骨隆々のマッチョになります。

銃弾も効かないので、
ルパンと銭形は苦戦を強いられます。

ところが、
徐々に理性を失い始め、
化物の姿になり始めました。

次元、五ェ門、不二子も駆け付け、
ルパン一味総出で戦います。

化物になった氷室は、
比丘尼と美沙の体を噛んで
彼女達の血液を吸います。

最後は五ェ門が斬鉄剣で首を刎ね、
次元が頭部、ルパンが胸部を撃ち、
氷室を始末しました。

溶岩が噴出したので、
ルパン一味は退散を始めます。

その途中でルパンは、
祖父の手帳を拾いました。

女好きな祖父は
美人な比丘尼に会えたので、
満足して帰ったようです。

 

ルパン一味は
美沙と麻紀に別れを告げ、
氷室のクルーザーで逃走しました。

麻紀は美沙の手の傷に気付きます。

特異体質が消えたようです。