映画「江ノ島プリズム」のストーリーを結末までネタバレ 恋仲とは一味違う

映画「江ノ島プリズム」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

修太、朔、ミチルの3人は、
小学校からの幼馴染です。

朔は子供の時から病弱で、
心臓病を患っています。

 

高校二年生の時、
ミチルが英国に留学する事になりました。

ミチルは、
2人に相談せずに留学を決め
旅立つ日の朝に朔への手紙
修太に託しました。

修太は朔の家に向かいますが、
定期健診で留守だったので
彼の母親に手紙を預けます。

自分の自転車が壊れたので、
朔の母に頼んで自転車を借りました。

その後、
修太は部活のバスケの試合に挑みます。

試合は残念ながら負けてしまい、
修太たちは体育館で反省会をします。

そんな修太の元に
朔の訃報が届きました。

ミチルの手紙を飛んだ朔は、
彼女を見送るために全力で走り
途中で発作を起こしたのです。

朔に自転車を借りていた修太は、
彼の死に責任を感じて葬儀の時も
家の中には入れませんでした。

 

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ネタバレ

現在、
浪人中の修太は江ノ電に乗って、
朔の三回忌に向かいました。

朔の母親に案内されて
修太は当時のままの朔に部屋に入ります。

朔の母親に息子を忘れない為に
遺品を1つ持って帰って欲しいと頼まれます。

君もタイムトラベラー」という
付録の腕時計が入った本を
持ち帰ることにしました。

帰りの電車に乗った修太は
腕時計を付けて説明書通りに
行きたい時代を思い浮かべました。

 

(2年前)

トンネルを抜けた次の瞬間、
死んだはずの朔が目の前に‥

朔が死ぬ前日にタイムトラベルしたようです。

修太が礼服を着ているので、
朔は修太をからかいました。

修太は未来から来たと
朔に伝えますが、
信じてもらえません。

 

この日は冬休み初日で、
2人はミチルから学校に呼び出されました。

学校の掃除を押し付けられたようです。

校門でミチルに会った修太は、
「久しぶり」と声をかけますが、
「昨日会ったじゃん」と言われます。

ミチルにも未来から来たと言いますが、
やはり信じてもらえませんでした。

ちなみに2年前の修太は、
朔に騙されて食べたキノコのせいで
自宅のトイレに籠っています。

 

3人は体育館を掃除して、
記念撮影をしました。

次の日に旅立つミチルが
記念に撮っているようです。

ミチルが2人に何も言わないまま
留学に行った理由は不明です。

理科室を掃除している際に
3人はプリズムを発見して、
窓に飾りました。

その直後、
修太の部活仲間に見つかって、
修太はボールを投げつけられます。

サボっていると思われたのです。
(実際の修太は自宅トイレで苦しんでいる)

ボールが頭部を直撃した瞬間、
修太が姿を消してしまいました。

ミチルと朔は驚きます。

 

(現在)

修太が意識を取り戻すと自宅でした。

しかも朔の三回忌の朝です。

夢かとも疑いますが、
修太は自転車で高校に行って、
理科教師の松戸に話を聞きます。

2年前に飾られたプリズムを見たようです。
あれは夢ではなかったのです。

松戸はオカルト研究部の顧問なので、
タイムトラベルについて尋ねます。

松戸先生はタイムパラドックスや
パラレルワールドについて説明します。

タイムパラドックスは
過去の変化による矛盾、
パラレルワールドは過去の変化によって、
新たに生まれた並行世界です。

松戸との話を終えた修太は、
三回忌の為に朔の家に向かいます。

朔が亡くなる前日に
3人で撮った写真が飾られていました。

過去はあっさり変わったようですが、
朔の死に関しては何も変わっていません。

今度は
「君もタイムトラベラー」と一緒に
朔の制服を貰いました。

修太は朔の制服を着て
江ノ電に乗り込みました。

朔が生きる未来を作ろうとしています。

 

(2年前)

また朔が亡くなる前日に飛びました。

修太が2人を発見すると
オカルト研究部を覗いていました。

オカルト研究部は、
地縛霊の今日子を呼び出す為に
不思議な儀式を行っているようです。

3人で今日子の話をしていると、
儀式の格好をした松戸先生が現れ、
驚いた修太は姿を消してしまいました。

 

(現在)

再び三回忌の朝に戻りました。

今度は自分の制服を着て、
勝手に朔の部屋に上がり込んで
「君もタイムトラベラー」を盗んで帰りました。

電車に乗ると先ほどの時間に戻れました。

 

(2年前)

修太が突然姿を消したので、
松戸、ミチル、朔、部員たちは
修太を心配していました。

その場に修太が戻り、
話の流れで松戸先生が修太に
催眠術をかける事になりました。

松戸先生と2人っきりです。

修太は催眠術をかけられますが、
逆に松戸先生が意識を失いました。

すると修太の目の前に
学校の地縛霊と言われている
今日子が姿を現しました。

修太は怯えますが、
今日子は幽霊ではなく、
タイムプラズナーだと告げます。

彼女は16歳という時間に
永遠に閉じ込められており、
死ぬこともできない体です。

その奇妙な体質のおかげで、
修太がタイムトラベラーだと見抜き、
2人になれる機会を窺っていたのです。

修太は過去を変える為に行動しており、
今日子はそれはダメな事だと教えます。

もしも強引に過去を変えても
残酷な未来が待っているのです。

それだけ伝えると
今日子は姿を消します。

 

その後、
修太は遠回しに過去を変える為に、
「大事な事は自分の口で言えよ。
手紙を託すとかするなよ」
とミチルに言います。

さらに留学の事を口にしますが、
ミチルには聞こえていませんでした。

再び今日子が姿を現し、
未来から来たとバレるような発言は、
ルール違反だと修太を怒ります。

朔の命を救いたいと相談すると
意外にも今日子は協力を申し出ました。

朔が別の行動を取るように
自然に仕向ければいいようですが‥‥

 

作戦を練っている時、
修太は今日子が戦争が終わる
少し前から学校に居る事と
花火を見たことがない事を知ります。

そんな話をしていると
ミチルと朔が修太を見つけました。

ミチルは修太に抱きついて
とても心配したと口にしました。

3人は学校から帰ろうとしますが、
修太は夜の学校で花火をしようと提案します。

修太と朔は花火を買いに行き、
ミチルは一旦帰宅して家族との
留学前最後の夜を過ごします。

 

3人は夜の学校に侵入して、
真冬の花火を楽しみます。

今日子も遠くから見ています。

 

線香花火の火が最初に消えた人が
秘密を暴露しようと修太が提案しました。

自然な流れで留学の件を
喋らせようと考えたのです。

ミチルが負けますが、
彼女は何も言わずに家に帰りました。


修太は翌朝が勝負だと考えます。

 

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結末

(現在)

修太は家で目を覚まします。

しかも三回忌の次の日でした。

修太は急いで朔の家に行き、
「君もタイムトラベラー」を
手に入れようとします。

ところが、
朔の母が自殺を図って倒れていました。

修太が早く発見したので
朔の母親は一命を取り留めます。

修太が学校で本を探していると
今日子が姿を現して、
もう止めようと言いました。

このまま過去を変え続けると
修太が消えてしまう可能性があります。

死んだ人を蘇らせるには、
それなりの代償が必要なのです。

そして蘇らせたとしても
修太に関する思い出が
全て消える可能性もあるのです。

それでも修太は、
自分を知らない朔でも生きてて欲しい。
自分を知らないミチルでも笑ってて欲しい。
と今日子に言いました。

今日子は2年前の花火のお礼に
「君もタイムトラベラー」を
修太に渡しました。

 

(2年前)

修太は朔が死んだ日に戻りました。

修太は2年前の修太と間違えられ、
バスケの試合に挑む事になりました。

得点を決めた後、
トイレで苦しむ自分に助言して、
試合会場から抜け出します。

 

自転車で朔を発見して、
彼を乗せてミチルを追いかけます。

旅立つミチルを発見して
電車に乗るのを引き留めました。

ミチルを見つけた朔は、
「自分の想いは自分で伝えろ」
とミチルに手紙を返しました。

修太はずっと勘違いしていました。

ミチルが好きだったのは、
朔ではなく修太だったのです。


この世界では朔が生きています。

別の世界となったので、
修太に関する記憶が朔と
ミチルの中から消え去りました。

修太はそんな2人を
電車に乗せて見送りました。

朔は空港までミチルを送ります。

修太
「さよなら朔、
さよならミチル、
さよなら俺、」

朔の命と引き換えに、
修太に関する思い出が全て消えました。

 


(多分‥‥現在)

砂浜を歩いていた修太は
プリズムに似たガラスを拾います。

するとデートをしていた
朔とミチルが声をかけてきました。

修太が2人にガラスをプレゼントすると
ミチルは笑顔でお礼を言いました。