映画「真実の行方」のストーリーを結末までネタバレ

映画「真実の行方」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

主人公は弁護士のマーティン。

目立つことが大好きなマーティンは
取材なども喜んで引き受けます。

 

そんなある日、
シカゴで大事件が発生します。

カトリック教会で
大司教のラシュマンが殺され、
聖歌隊に属するアーロンという
19歳の青年が逮捕されたのです。

アーロンは大司教の侍者です。

警察に発見された時、
アーロンは血まみれだったので、
彼の犯行は揺るがないと思われています。

全米が注目する事件なので、
マーティンは無償でアーロンの
弁護を引き受ける事を宣言しました。

一方の検察側は、
優秀な女性検事・ジャネットを
担当検事に任命しました。

ジャネットは、
検事時代のマーティンの部下で
元恋人です。

 

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ネタバレ

マーティンはアーロンに面会します。

アーロンは2年前に
物乞いをしている時に
大司教に拾われた経緯があります。

アーロンには
大司教を殺す動機はありません。

彼の話では
事件の時に自分と大司教以外に
現場の書斎に何者かがいたようです。

倒れている大司教に近付いた時、
アーロンは何者かの気配を感じました。

その後の記憶はないようで
気付いた時には逮捕されていました。

 

その後、
現場に向かったマーティンは、
担当検事のジャネットと遭遇して、
資料を見せてもらいます。

2人は仕事に関する考えの違いで
少しだけ口論になりました。

 

マーティンの部下は、
アーロンの部屋を調べている際に
青年に襲撃されました。

青年には逃げられますが、
片耳のピアスを引きちぎります。

ピアスを見たアーロンは、
同じく侍者のアレックスの物だと答えます。

 

 

当初マーティンは、
事件の真相には興味を示さず、
無実を勝ち取ればいいと考えていました。

アーロンが本気で無実を訴えるので、
マーティンは精神科医のモリーに
記憶を取り戻させて欲しいと頼みます。

 

モリーのカウンセリングで、
アーロンが過去に何度も記憶を
失う体験をしている事が判明します。

アーロンは
大司教の下で働いていた
恋人のリンダの話を楽しそうにしました。

彼女との結婚も考えていたようです。

 

その一方でマーティンの部下達は
大司教が行う慈善事業の出資者の中に
州検事のジョンがいる事に気付きます。

ジョン以外にも
市の上層部が多く関与しています。

上層部は大規模な
再開発事業を計画していましたが、
貧民層に頼まれた大司教が
計画を中止したのです。

すなわち出資者は大損しています。

マーティンはその件で
大司教が殺されたのではないかと考えます。

動きを察したジョン州検事は、
マーティンに圧力をかけました。

 

モリーのカウンセリング中に
アーロンの態度が豹変しました。

いつものアーロンは大人しく
おどおどしている青年ですが、
口調や態度がまったく違うのです。

モリーは驚きを隠す事ができません。

ただしこの時は一瞬で
元のアーロンに戻りました。

 

 

マーティンは部下と共に
アレックスを捕まえます。

アーロンの部屋に居た理由は
あるテープを探していたからです。

実は大司教は悪魔祓いと言って、
アーロンやリンダなど聖歌隊を使って
大人向けのビデオを撮影していたのです。

その後、
マーティンは「悪魔祓い」と
名付けられたテープを発見します。

監督である大司教の命令で、
アレックスとアーロンが
リンダを犯している様子が
録画されていました。

映像を観たマーティンは、
やはりアーロンが犯人だと確信し
彼に真相を話せと詰め寄ります。

マーティンが怒鳴ると
再びアーロンの態度が豹変し、
マーティンを蹴りました。

日頃のアーロンはひ弱で温厚です。

この暴力的なアーロンは、
自ら「ロイ」と名乗って
大司教殺害を認めました。

アーロンは二重人格で
ロイの時の記憶は
アーロンにはないのです。

テープを観た事を口にすると
ロイはマーティンを殴りました。

モリーが駆け付けると、
ロイは温厚なアーロンに戻りました。

 

アーロンは子供の時に虐待を受け、
追い詰められるような出来事があると
ロイを呼び出す多重人格者です。

モリーは自分が証言すると提案しますが、
心神喪失の証明は難しい上に、
無罪を主張して始めた裁判なので、
今から主張を変える事はできません。

それでもマーティンは諦めません。


マーティンはある作戦を思い付き、
ジャネットの家に例のテープを送ります。

テープは動機を証明する証拠品となります。

ところがジャネットは、
テープがなくても有罪にできるから
証拠品として提出しないと答えました。

ジャネットは州検事のジョンにも
テープは処分しろと命じられます。

 

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結末

裁判にて、
ジャネットは迷った末には
テープを証拠品として提出しました。

一方のマーティンは、
州検事のジョンを法廷に召喚し、
ジョンが理事を務めている
ラシュマンの基金について尋ねます。

投資家とラシュマン大司教の間に
溝があった事実をマーティンは公にします。

さらにマーティンは10年前に
性的虐待で大司教が訴えられた時に
州検事がもみ消した事も口にします。

州検事は大司教を庇った過去があるのに
再開発事業では大司教が州検事を含む
投資家たちを裏切っているのです。

この件は今回は関係ないと
マーティンは裁判長に怒られます。

 

次にモリーを召喚し、
多重人格説を口にさせます。

ジャネットが反対尋問を行い
ロイの存在を馬鹿にしました。


次にマーティンは、
アーロンを証言台に立たせます。

マーティンはアーロンを煽って
裁判中にロイを呼び出します。

暴力的なロイは、
反対尋問を行うジャネットを襲いました。

あまりの豹変ぶりに
裁判所内は騒然となります。

ジャネットは首を痛めたようです。

 

ジョン州検事は反対しますが、
ミリアム裁判長とジャネットは、
審理無効として裁判を中止しました。

アーロンは心神喪失として
精神病院に入れられます。

多重人格が認められれば
無罪として1ヵ月で自由になります。

 

無実のアーロンを守れて
マーティンは満足します。

州検事に逆らったジャネットは、
仕事を失ったようです。

マーティンは、
よりを戻そうと提案します。

ジャネットは、
「ダメ」とは言っていますが、
それほど嫌がってはいません。

 

その後、
マーティンはアーロンの面会に行きます。

アーロンはマーティンに感謝します。

別れ際にアーロンは、
弁護士さんの首は大丈夫ですか?
すみませんとお伝えください。
と言いました。

これはおかしい。
アーロンは首の事は覚えていなはずです。

マーティンが問い詰めると
アーロンがロイになりました。

実はアーロンという人格は存在しません。

ロイは温厚なアーロンを演じ、
マーティンに二重人格を証明させる事で、
殺人罪を免れたのです。

真実を知るのが遅すぎました。

マーティンは
とんでもない化物を
野に放ってしまったのです。