映画「蛍火の杜へ」のストーリーを結末までネタバレ ギンの過去に何が‥
- 2019.08.07
- 映画
映画「蛍火の杜へ」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
6歳の少女・竹川蛍は、
普段は横浜に住んでいますが、
夏休みに田舎の祖父の家に
遊びに行きました。
そんなある日、
蛍は妖怪が住むと言われている
山神の森に迷い込みました。
蛍が座って泣いていると
キツネの面を被った青年が
蛍に声をかけました。
人の姿を見た蛍は、
青年・ギンに抱きつこうとしますが、
彼は蛍を避けました。
見た目は明らかに人間ですが、
「自分はこの森に住む妖怪で、
人間に触られると消えるんだ」
とギンは蛍に説明しました。
蛍はギンを馬鹿にして
必死に触ろうとしますが、
ギンも必死に避けました。
ギンは蛍を森の外に案内しました。
ネタバレ
家に帰った蛍は、
祖父にこっぴどく怒られました。
それでも次の日には、
ギンにお礼の品(アイス)を持って
山神の森に入りました。
ギンは蛍を待っており、
2人は一緒にアイスを食べて、
山の中を散策しました。
蛍はギン以外の妖怪も目撃します。
基本的に妖怪はいい奴ばかりで、
「ギンの体には触れないでくれよ」
と蛍に頼みました。
それから蛍は
山神の森に毎日通いました。
ある日、
ギンがお昼寝をしていました。
蛍は体に触れないように
そっと面を外しました。
ギンの顔は普通の人間でした。
やがて蛍が
横浜に帰る日になりました。
ギンは来年も来ればいいと
蛍に伝えました。
蛍はギンの言葉を聞いて喜び、
次の年の夏も山神の森に来ました。
ギンは蛍を待っており、
2人は昨年のように一緒に遊びます。
他の妖怪たちはギンが
消えるのではないかと心配します。
そんな夏が数年続き、
蛍とギンの関係も進展します。
逆に蛍がギンに
「何があっても触らないでね」
と頼むようになったのです。
一方のギンも
よくお面を外すようになりました。
時は流れて、
蛍が中学生になりました。
蛍も女の子っぽくなりました。
蛍は成長しているので、
2人の目線の高さが近付いています。
蛍はギンが人間ではないと再確認します。
蛍はギンの事を好きになり、
横浜で暮らしている時も
彼を考える日が多くなりました。
蛍を気にかける男子もいますが、
彼女はまったく興味を示しません。
蛍は高校生になりました。
もう立派なレディーです。
蛍はいつでもギンに会うために
祖父の実家の近くでの就職を考えます。
蛍がそんな話をしていると
珍しくギンが自分の事を喋りました。
生まれたばかりのギンは、
山神の森に捨てられました。
ギンが泣き止まないので、
妖怪たちは彼に面を被せました。
ギンは泣き止んで笑いました。
ギンを不憫に思った山神様は、
自分の妖術で彼を生かしました。
すなわちギンは半妖怪です。
山神様の妖術がある限り、
ギンは生き続ける事ができます。
ただし例外的に
人間の体に触れると
妖術が切れて成仏してしまうのです。
2人は本当に愛し合っており、
お互いに触れたいと想っています。
蛍が高校3年生になりました。
ギンは妖怪の祭りに招待するから
夜に家を抜け出して欲しいと
蛍に頼みました。
蛍は喜びます。
結末
妖怪の祭りが行われます。
妖怪達が人間の祭りを
真似て行う祭りなので、
妖怪は人に化けています。
蛍とギンは、
普通に祭りを楽しむ
人間のカップルにしか見えません。
2人は祭りの途中で
静かな場所に向かいます。
ギンは蛍に想いを告げて
彼女に面を被せてキスしました。
ギン
「そのお面、やるよ!」
その言葉を聞いた蛍は、
ギンに会えなくなる予感がします。
その直後、
ギンは転びそうになった少年の
手を掴んで助けました。
少年はお礼を言って立ち去ります。
するとギンの体が消え始めました。
少年は森に迷い込んだ
本物の人間だったのです。
ギン
「来い、蛍。
やっとお前に触れられる。」
蛍はギンに抱きつきました。
ギンは蛍を抱きしめて
姿を消してしまいました。
蛍は深く落ち込みますが
ギンとの思い出を胸に
大人へと成長しました。