「ハーモニー(アニメ映画)」あらすじ、ネタバレ結末

映画「ハーモニー」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

大災禍が発生し政府は崩壊しました。

新たに誕生した生府は、
高度医療経済社会を構築し、
「健康=幸福」を理念としました。

人類は
「WatchMe」という機械を埋め込まれ、
生府に体内を監視されるのです。

 

それから数十年が経ちました。

女子高生で主人公のトァンは、
生府が掲げる健康・幸福社会を嫌う
ミァハと出会いました。

友人のキアンを含む3人は、
生府への反抗として
服毒自殺を図りました。

しかし、
生府によって自殺を邪魔されました。

病院で目を覚ましたトァンは、
ミァハの死を告げられました。

キアンも生きているようです。

 

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ネタバレ

13年の月日が流れ、
トァンはWHOの螺旋監察官として
紛争地を渡り歩いています。

螺旋監察事務局は、
遺伝子操作などの危険行為が
行われていないか監査する機関でした。

今では警察や軍隊を吸収し、
紛争の調停まで行っています。

トァンは闇取引で、
生府が禁止している
タバコや酒を手に入れています。

そんなある日、
ニジュールに出向していたトァンは
首席監察官のオスカーに
喫煙・飲酒がバレてしまいます。

オスカーはトァンに謹慎を告げ、
母国・日本に強制送還しました。

 

帰国したトァンは、
友人のキアンと再会し
ランチを食べる事になりました。

トァンの長い髪を見たキアンは、
ミァハみたいだと言いました。

 

さらにキアンは、
衝撃の事実を告げます。

13年前、
キアンは毒を飲まずに生府に密告し、
トァンの自殺失敗の原因を作ったのです。

次の瞬間、
キアンがトァンの目の前で
ナイフで喉を切って自殺しました。

キアンは何度も何度も
「ゴメン、ミァハ」と呟きました。

 

時を同じくして、
世界で6000人以上の人間が
一斉に自殺を図る事件が発生し、
2000人以上が命を落としました。

生きている者も生死を彷徨っており、
死者は増え続けています。

自殺の方法は様々で、
法則性はありませんでした。

 

螺旋事務局も捜査を始めます。

目の前で自殺を見たトァンは、
オスカーからセラピーを勧められます。

トァンはこの提案を断って、
今回の事件の捜査に加わります。

 

ミァハの思想が関係していると考え、
トァンは彼女の母親を訪ねます。

記録にはありませんでしたが、
ミァハは養子でした。

ミァハは
紛争地で辛い経験をした
戦争孤児だったのです。

次にトァンは、
彼女の遺体を引き取った
医療分子の研究者・冴紀ケイタを訪ねます。

彼は「WatchMe」の元となる
論文を書いた人物です。

そしてトァンの父のヌァザは、
ケイタの研究所で働いていました。

ヌァザは13年前から行方不明です。

 

遺体は研究所には運ばれておらず、
ヌァザが引き取っていました。

ケイタはトァンにヌァザが
人間の意思の操作を研究しており、
研究仲間のガブリエルと共に
バグダッドに居る事を教えます。

 

トァンは空港に向かう途中で、
インターポールのエリヤ捜査官と出会います。

インターポールは、
次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ
という組織の内偵を進めています。

構成員は生府のトップなどで、
人類が野蛮や混沌に戻らない事が
彼らの思想です。

その為に彼らは、
「WatchMe」を使用して
全人類を監視していました。

インターポールは組織が
人間の意思を制御する仕掛けを
開発していると考えており、
今回の同時多発自殺事件にも
関与していると疑っています。

トァンとエリヤは捜査協力する事になります。

 

そんな中、
同時多発自殺事件を実行した犯人の
犯行声明がテレビで放送されました。

犯人は犯行方法は秘密だと言い、
「この社会を壊す為に
1週間以内に誰かを殺しなさい。
さもなくば世界中の人間を自殺させる。」
と宣言しました。

その直後、
生放送中のアナウンサーが
画面の中で自殺しました。

トァンとエリヤはバグダッドに飛びます。

その飛行機の中でトァンは、
自殺前にキアンがミァハと
通話していた事を突き止めます。

ミァハは生きていたのです‥‥

 

バグダッドに着いたトァンは、
ガブリエルに犯人が言うように
犯行が可能かと尋ねます。

ガブリエルは脅しだと答えます。

トァンはガブリエルに
ヌァザに所在を尋ねますが、
教えてもらえませんでした。

 

トァンがホテルの部屋に戻ると、
ヌァザからの手紙が届いていました。

トァンは呼び出された場所に赴き、
13年ぶりにヌァザと再会しました。

 

ヌァザはトァンに
大災禍の再来を防ぐ
ハーモニープログラム」の為に
人間の意思を制御する研究を行い、
ミァハを実験体としてバグダッドに
連れて来た事を明かします。

ヌァザたちは、
ミァハの強固な意思を
制御しようとしたのです。

ところが、
「ハーモニープログラム」に
重大な副作用が見つかったのです。

意思を制御しようとすると、
意識が消滅してしまうのです。

ある意味で死に等しい状態です。

 

組織は「WatchMe」を利用して、
全世界の人類にシステムを
プログラミングしています。

大災禍のような事が起これば、
人間の意識を奪うつもりです。

ところが、
すぐにでも意識を奪う事を望む者が存在し、
組織が内部分裂してしまいました。

ミァハを中心とするグループです。
(ヌァザは反対派の中心人物)

ヌァザはそのグループに狙われており、
トァンにミァハを止めろと伝えます。

するとその場に
実はミァハの仲間のエリヤが現れ、
ヌァザを拘束しようとします。

トァンがエリヤと戦いますが、
ヌァザが娘を庇って命を落とします。

トァンはエリヤを射殺します。

死の間際にエリヤは、
ミァハがチェチェンにいると口にします。

 

一方で世界では暴動が始まっています。

 

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結末

トァンは、
オスカー首席監察官に
これまでの経緯を報告し、
チェチェンに向かいます。

オスカーも組織のメンバーでした。

組織の上層部でヌァザの仲間達は、
ミァハを止めろとトァンに命じます。

ヌァザの最期の言葉と一緒です。

 

 

犯行声明から1週間後、
チェチェンの軍基地跡地で
トァンはミァハと再会しました。

ロシアとチェチェンの紛争で、
ある少数民族が発見されました。

彼らは劣勢遺伝によって、
意識が欠如していました。

彼らは合理的に物事を判断します。

ミァハはその民族の生き残りで、
8歳の時にロシア軍に拘束されました。

そこで辛い経験をして、
憎悪の意識が芽生えたのです。

トァン
「誰も死ななくてよかった。
世界中で暴動のオンパレードよ。」

ミァハ
「こうでもしないと老人たちは
ボタンを押そうとしないんだよ。

私はここでロシア軍将校に犯された。
そして私の意識は生まれたの。

人間がどれほど野蛮か知った。

日本は真逆だった。

それでも12歳の時、
隣人だった少年が
首を吊って自殺したの。

この世界に居場所がないって。

この世界に人々が馴染めないなら
意識がある人間をやめたほうがいい。
私が私である事をやめたほうがいい。

大人たちは意識の消失を死と同義した。」

トァン
「今の世界で幸せな人もいるのよ?」

ミァハ
「トァンも苦しみながら
この世界を受け入れてるんでしょ?

人間は変われるの。
皆を私の世界に連れて行くんだ。」

トァン
「ミァハは変わらないね。
賢くて自分勝手で寂しがりやで、

ミァハは戻りたかったんだね、
産まれた時の状態に。

ミァハは私がここに来た理由なんて、
これっぽちも考えていない。

意識や個が消滅する世界も
いつか人が進む道なのかもしれない。」

ミァハ
「トァン行こう。
ハーモニーの世界に」

トァン
「うん。
私はミァハを追いかけてきた。

あなたが望むなら、
ハーモニーの世界も受け入れる。

でもねミァハ、
ミァハだけは行かせない。」

トァンは父と友人の仇でもある
ミァハを射殺しました。

 

それでもミァハの行動によって、
世界は混沌に包まれています。

ハーモニープログラムが起動され
彼女が望んだハーモニーの世界が訪れます。

その世界にミァハの姿はありません。

 

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