映画「一週間フレンズ」のストーリーを結末までネタバレ
- 2019.05.20
- 映画
映画「一週間フレンズ」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
主人公の長谷祐樹は高校2年生。
春休み、
祐樹は親友の将吾と
学校の図書館で勉強していました。
そんな中、
祐樹は「藤宮香織」という生徒の
貸出カードを拾います。
名前を見て可愛いと判断した祐樹は、
カードの匂いを嗅ぎますが、
香織本人に見られてしまいます。
祐樹の予想通り香織は美人ですが、
カードを奪い返して去って行きました。
その後、
祐樹は分厚い本を借りて、
帰りの電車に乗り込みます。
祐樹は漫画研究部に所属しており、
分厚い本は落書きをする為に借りた様子。
途中で眠ってしまった祐樹。
ギリギリで目覚めて
最寄りの駅で降りますが、
本を電車の中に忘れてしまいました。
慌てて振り向く祐樹に
香織が本を渡してくれました。
ネタバレ
高校2年の1学期が始まりました。
友人の将吾と沙希も同じクラスです。
将吾はイケメンで女子にモテモテ、
沙希は美容師の娘でしっかり者です。
そんな中、
祐樹は香織がクラスにいると気付き、
本のお礼を言います。
ところが香織は、
祐樹を無視して去って行きました。
祐樹は香織を追いかけて
「友達になって下さい」と頼みますが、
「無理」と言われてしまいます。
祐樹は香織の観察を始めます。
香織は同級生たちと距離を置き、
友達を作らずにいつも1人でいました。
祐樹は彼女の友達になると勝手に誓います。
何度も何度も声をかけますが、
その度に祐樹はフラれます。
香織はいつも屋上で昼食を食べています。
祐樹が彼女を追いかけて
弁当を落としたので、
香織は自分の分を彼に渡します。
この日から祐樹は、
香織との思い出を
あの分厚い本に描き始めます。
様子を見ていた担任の井上が、
祐樹を職員室に呼び出しました。
井上は香織について話してくれました。
香織は解離性健忘症を患っており、
新たな記憶を1週間で忘れてしまいます。
香織の場合は
決まって月曜日に忘れます。
家族の事や勉強の事は覚えていますが、
同級生など人間関係に関する記憶だけを
忘れてしまうのです。
井上は祐樹に
「そっとしておいてやれ、
見守るのも友達だ。」
と助言します。
そして次の月曜日、
祐樹は香織に声をかけますが、
やはり彼女は祐樹を覚えていませんでした。
高校2年の夏になりました。
祐樹は元気がありません。
ある日の古文の授業中に
祐樹は名案を思い付きます。
(古文の教師はますだおかだの岡田)
交換日記を作って香織に渡す作戦です。
祐樹は放課後に沙希を連れて
文房具屋に向かいます。
沙希に男性と女性の両方が
使用できる柄のノートを選んでもらいます。
ついでにお揃いのペンも買いました。
数日後、
祐樹はノートに日記を書いて、
「1週間交換で交換日記をしよう」
と香織に無理矢理ノートを渡しました。
香織は祐樹の日記を読んで笑い
母の志穂に交換日記の経験があるか尋ねます。
志穂は「楽しいよ」と話します。
香織は真剣に祐樹の事を考え、
自分の病気を打ち明け、
友達にはなれないと告げます。
それでも祐樹は
「友達になって下さい。
何度でも言い続けるから。
友達になって下さい。って。」
と香織に微笑みました。
次の日、
返事が書かれていないノートが
祐樹の机に入っていました。
その後も祐樹は
何度も何度も香織に声をかけ、
無理矢理ノートを渡します。
香織は6月8日から始まった
祐樹の日記を何度も何度も読みます。
(前の週に読んでも忘れている)
祐樹の言葉はとても誠実で、
徐々に香織の心が動き始めます。
ある日、
香織からノートが返却されます。
遂に返事が書かれています。
「何度も無理と言ってごめんなさい。
私は友達に迷惑をかけたり
嫌な思いをさせると不安です。
でも長谷君が
友達になろうとしてくれて嬉しかったです。
提案があります。
金曜日は私が持ち帰っていいですか?
月曜日の朝に読んで登校すれば
長谷君の事が分かると思うから。」
正式に交換日記が始まりました。
香織の表情も明るくなりました。
そんなある日の放課後、
教室を掃除していた女子が、
香織の机からノートを発見します。
ノートを取りに戻った香織ですが、
女子たちに声をかける事ができません。
その場に将吾と沙希が現れて、
ノートを取り返しました。
(将吾はイケメンだから無敵)
さらに沙希は香織に
一緒に帰ろうと提案しました。
祐樹も現れて4人で帰る事になり、
沙希と将吾も友達になりました。
4人は会話の流れで、
一緒に祭りに行く事になりました。
8月9日(祭りの日)、
祐樹は浴衣姿の香織に見惚れます。
香織
「高校生活なんて終わればいいと思ってた。
でも今は違うよ。
月曜日も怖くないし、
友達だって作れる。
長谷君、ありがとう。」
祭りからの帰り道、
香織は中学時代の友人である
近藤まゆに声をかけられます。
香織はまゆを覚えていません。
祐樹が機転をきかせて
香織を連れて行こうとしますが、
まゆの友人の九条という男子が、
「裏切者」と香織に告げます。
何かを思い出した香織は、
その場に倒れてしまいました。
病院にて、
祐樹は香織が目覚めるまで
付き添っていました。
しかし、
目覚めた香織は、
祐樹の事を覚えていませんでした。
その場に香織の両親が駆け付けます。
将吾と沙希は帰宅しますが、
祐樹は香織の父親の隆之に
話がしたいと誘われます。
まず隆之は
香織が明るくなったとお礼を言います。
香織の記憶障害は交通事故が原因です。
医師の話では、
友人関係に問題があるようで、
両親は香織を転校させました。
隆之はまだ時期が早いから
香織には関わらないで欲しいと
祐樹に頼みました。
祐樹は香織が望むなら近付かないと答えます。
香織が退院した日、
祐樹は藤宮家を訪れて、
香織にノートを渡しました。
志穂は帰る祐樹を追いかけて、
「あの子がアルバムを見るようになった」
と嬉しそうに話しました。
秋になりました。
登校中に香織を見かけた祐樹は、
彼女に声をかけました。
香織は祐樹の事を覚えており、
ノートを渡しました。
そんな中、
九条が祐樹のクラスに転校して来ました。
イケメンなので女子たちは大喜び。
さてさてさて、
文化祭の時期になりました。
祐樹たちのクラスは、
カフェをする事になりました。
売りはイケメンパティシエ。
すなわち、
将吾と九条が主役です。
祐樹と香織は図書館に行きます。
祐樹はあの分厚い本の
貸し出し延長を希望しますが、
カードを忘れていたので、
香織のカードで借りました。
文化祭の準備中に
沙希は九条から話を聞き
彼が香織を嫌っている事を知ります。
その後、
沙希は香織を呼び出して、
「祐樹を傷付けないで欲しい」
と頼みます。
香織は
「長谷君は大事な友達だよ」
と宣言します。
偶然にも2人の会話を聞いた祐樹は、
舞い上がって看板を倒してしまい。
文化祭の準備物が次々と崩壊しました。
祐樹と香織は図書館に逃げます。
香織は日記で読んだ、
2人の出会いからを話し始め、
祐樹に感謝の言葉を述べます。
祐樹は思わず香織を抱きしめてしまいます。
とてもいい雰囲気ですが、
将吾が祐樹を迎えに来ました。
文化祭当日、
将吾と九条擁する祐樹のクラスは、
大盛況の様子。
祐樹はチラシ配りに行き、
近藤まゆの姿を発見します。
まゆは記憶障害の事を知っており、
祐樹は居合わせた九条にも説明します。
祐樹は迷いながらも
まゆを香織に会わせます。
まゆは香織に謝罪します。
まゆ
「香織の記憶障害は私のせいです。
キッカケは九条君の転校でした。」
中学3年の時、
九条が転校する事になりました。
九条は香織の事が好きだったので、
別れの前に告白しました。
まゆが九条の事を好きだと知っていた香織は、
何も答える事が出来ませんでした。
その様子を
他の生徒が見ていました。
すぐに噂は広がり、
クラスの女子が香織を無視し始めました。
それから数日後、
香織は九条に呼び出されますが、
クラスメイトに見つかってしまいます。
九条が好きだったまゆは、
「親友だと思っていたのに
抜け駆けしないで。」
と香織に告げました。
香織はその場を立ち去り事故に遭ったのです。
九条は謝罪したまゆを送って行きます。
香織が月曜日に忘れてしまう原因は、
友達に無視されていた学校に
行きたくないと思っていたからです。
涙を流す香織に祐樹は、
俺が守ると言って抱きしめます。
祐樹は想いを伝えようとしますが、
香織が昔の事を思い出します。
九条に会いに行った理由は、
彼に返事をする為です。
香織
「ハジメ君(九条)に会いたい‥」
祐樹
「そうか‥
思い出せたんだ。
よかったよ、思い出せて。」
文化祭が終わって、
祐樹は九条に香織を託します。
(香織は九条との事を思い出している)
その後、
祐樹は泣きながら将吾に
恋の終わりを伝えて
交換日記を燃やしてしまいました。
祐樹
「バカみたいだよな。
1番の友達は俺だって‥
交換日記をしていたんだよ。
でも思い出したんだって。
九条の事が好きなんだって。
忘れられない奴がいるなんて‥
勝てないよ。」
将吾
「1人で全部抱えて‥
お前、凄いよ。」
そして次の月曜日、
香織の記憶は消えてしまいました。
結末
高校2年生の冬、
祐樹は香織の事を目で追いますが、
声をかける事はありません。
九条の事は思い出しているので、
香織は彼とだけ親しくしています。
そんな2人を見て切なくなる祐樹。
そんな祐樹を
将吾と沙希が見守っています。
祐樹はあの分厚い本に
漫画を描くのを諦めて
部活の後輩に返却を頼みます。
ある日の放課後、
雨が降っていました。
祐樹は一緒の傘で帰る
九条と香織の姿を目撃します。
落ち込む祐樹に沙希が告白しますが、
祐樹は「ゴメン」と言って
足早に帰って行きました。
沙希の背後に将吾が立っています‥‥
高校3年の春になりました。
祐樹と香織は別のクラスになり、
いよいよ関わりがなくなりました。
沙希と将吾は同じクラスですが‥
すぐに1年が経ち、
卒業式の日を迎えました。
祐樹は香織に声をかけて、
アルバムにメッセージを書いてもらいます。
香織は祐樹が渡したペンを
今でも大切に持っていました。
祐樹は嬉しくなりますが、
香織には何も言いません。
その様子を九条が見ています。
祐樹のおかげか、
九条のおかげか、
香織は本当に明るくなりました。
そんな中、
香織は図書室に呼び出され、
「貸している本を返して欲しい」
と頼まれます。
そうです。
あの分厚い本です。
偶然にも祐樹の後輩がいたので、
本は無事に返却されます。
香織は中身を確認して、
祐樹のパラパラ漫画を見ます。
祐樹は香織に出会ってからの事を
丁寧に漫画にしていたのです。
最後のページは、
香織が九条の事を思い出した瞬間でした。
香織は全てを思い出します。
香織
「私、こんな大切な事を‥」
九条
「行けば?」
香織
「ありがとう。」
香織は走り出します。
屋上で祐樹を見つけた香織は、
「何度も忘れるかもしれない。
その度に思い出すから、
私と友達になって下さい。」
と手を差し出しました。
祐樹は涙を流しながら
香織の手を取りました。
エンディングは
スキマスイッチの「奏」。
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