映画「続・深夜食堂」あらすじ、ネタバレ結末
- 2018.10.29
- 映画
映画「続・深夜食堂」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
東京に寡黙なマスターが経営する
食堂「めしや」があります。
メニューは豚汁定食とお酒だけですが、
マスターが作れる物なら何でも作ります。
この店の特徴は、
深夜0時に開店して
朝の7時ぐらいに閉店する事です。
ある日、
常連客が喪服姿で来ました。
偶然にもお通夜が重なったようです。
そんな中、
喪服姿の赤塚範子という客が
めしやにやって来ました。
範子は焼肉定食を頼みます。
範子は周りで不幸があった訳ではなく、
喪服姿で街を出歩いて
仕事のストレスを解消しています。
話を聞いた常連客は、
趣味が悪いと呟きます。
ネタバレ
範子は出版社で勤務しています。
ある日、
自分が育てた作家から
担当を変えて欲しいと言われました。
範子は喪服姿で出歩き、
めしやで焼肉定食を食べました。
喪服姿だとよくナンパされるようです。
後日、
範子は新しく担当する事になった
別の作家の家に原稿を取りに行きます。
するとその作家は、
自宅で病死していました。
範子は葬儀に参列して
石田という男性と知り合います。
石田はかつての担当者だと話します。
石田と意気投合した範子は、
めしやに彼を連れて行きます。
石田と範子は付き合い始め、
範子は仕事も上手く行くようになり、
喪服姿で出歩く事もなくなりました。
石田は出張が多く、
地方の写真を範子に送ります。
ところが‥‥
刑事が範子のところにやって来て、
石田が有名な香典泥棒だと判明します。
しかも香典を盗んだ場所で
女性を口説くのが趣味のようです。
再び範子は喪服姿で出歩きます。
男性に声をかけられた範子は、
ホテルまで付いて行きますが、
直前で我に返って抵抗します。
警察沙汰となり、
交番の小暮が範子を保護し、
マスターが範子を迎えに行きました。
そんな中、
祖父が他界したという連絡が入り
範子は実家に帰ります。
少し時が流れて、
範子が婚約者を連れて
めしやにやって来ました。
婚約者は祖父の葬儀で知り合った僧侶で、
2人は仲良く焼肉定食を食べました。
後日、
石田が逮捕されました。
暑い季節になって、
蕎麦屋「そば清」を経営する
高木聖子がめしやに来ました。
聖子は旦那を亡くしてから
義母と2人で店を切り盛りしていましたが、
義母が倒れてからは、
24歳の息子・清太が店を手伝っています。
清太はやる気もなく、
店を継ぐ気もないようです。
別の日、
今度は清太がやって来て、
焼うどんを注文しました。
実家が蕎麦屋ですが、
清太はうどんが好きなのです。
マスターは清太に、
「親父さんもよくここに来て、
愚痴をこぼしていた。
親父さんが店を継ぐ気になったのは、
お袋さん(聖子)のお腹の中に
子供がいると分かった時だよ。」
と昔の話をしました。
ある日、
めしやで食事をしていた聖子は、
木村さおりという女性と知り合います。
さおりには15歳も年下の恋人がいます。
聖子はさおりと意気投合します。
この日の夜、
帰宅した聖子は息子の清太に
「会って欲しい人がいる」
と言われます。
清太は結婚を考えていますが、
聖子は会おうとしません。
清太の恋人とはさおりですが、
聖子は気付きません。
別の日、
めしやで食事をした聖子は、
マスターに愚痴をこぼします。
相手が15歳も年上だと‥‥
その場にさおりがやって来て、
聖子は彼女と飲み始めます。
2人はお互いの事を話し、
聖子はさおりの応援をします。
それから少し時間が経って、
清太もめしやにやって来ました。
聖子は息子の恋人がさおりだと知ります。
さおりは恋人の母親が聖子だと知ります。
かなり気まずい‥‥‥
聖子は2人の結婚に反対しました。
「結婚するなら親子の縁を切る」
と言われた清太は家を出ようとしますが、
さおりに反対されました。
ある日の夜、
聖子はめしやのマスターに
蕎麦の試食を頼まれます。
蕎麦は美味しくありませんでした。
その答えを聞いたマスターは、
清太が打った蕎麦だと教えます。
清太は店を継ぐ気になり、
知り合いの店で修行しているのです。
聖子は泣きながら
美味しくない蕎麦を完食しました。
その場にさおりを連れた清太が現れました。
季節は冬になりました。
福岡から上京した小川夕起子は、
息子の同僚だと名乗る男性に
200万円を手渡しました。
夕起子を乗せたタクシーの運転手は、
詐欺の被害者だと考え、
小暮の交番に彼女を連れて行きます。
小暮は息子に連絡を取ろうとしますが、
夕起子は頑なに断りました。
小暮は夕起子を連れて
めしやに行きます。
夕起子は豚汁定食を頼みます。
めしやの2階では、
刑事の野口と夏木が
張り込み捜査をしています。
夕起子の泊まる所がないので、
常連客がカプセルホテルへと案内します。
次の日、
料亭の女将とみちるが
めしやにやって来ます。
みちるは、
「店の2階が空いているのに」
とマスターを責めます。
2階に刑事がいるとは言えません‥
そんな中、
夕起子がめしやにやって来ます。
夕起子は息子と連絡が取れるまで
東京に残る事にしたようです。
みちるは夕起子を自宅に泊めます。
結末
数日が経ちましたが、
夕起子の息子とは連絡がつきません。
夕起子は息子の連絡先を知りません。
みちるは認知症を疑い、
九州の親族と連絡取って欲しいと
小暮に相談しました。
小暮は福岡県警の同期に連絡を取ります。
時を同じくして、
夏木と野口の捜査の甲斐もあり、
詐欺グループが逮捕されました。
夕起子はやっぱり騙されていたのです。
お金が戻って来るかは微妙です‥‥
それから数日後、
夕起子の義弟・哲郎が迎えに来ました。
夕起子は認知症ではありません。
夕起子には夫と息子がいましたが、
自宅を出入りしていた
クリーニング屋の男性と駆け落ちしました。
哲郎はその男性の弟です。
夕起子は自分が捨てた息子が
東京にいるという風の噂を聞いていました。
哲郎の兄はすでに亡くなっており、
夕起子は息子を助けたい一心で、
東京までお金を持って来たのです。
話を聞いたマスターは、
2人を会わせてやりたいと小暮に相談します。
夕起子が福岡に帰る前の日
小暮は彼女の息子の自宅を訪ねて、
「自分の現在地を教えて欲しい」
と彼を外に連れ出します。
タクシーに乗った夕起子が
遠くから息子の姿を見ます。
夕起子には孫もいました。
幸せそうな息子と孫を見た夕起子は、
涙を流しました。
夕起子はお世話になったみちるに
お金を渡そうとしますが、
みちるは受け取りません。
みちるは夕起子の為に
羊羹を作っていました。
翌朝、
夕起子は福岡に旅立つ前に
めしやを訪れました。
夕起子は息子を捨てた事を後悔しています。
夕起子は東京に来てよかったと
マスターに感謝しました。
食べたい物を聞かれた夕起子は、
やっぱり豚汁定食を頼みました。
豚汁は息子の大好物なのです。
マスターにとっても豚汁は特別な料理です。
初めて人に
「美味しい」と褒められた品です。
夕起子を見送った後、
マスターは墓参りに行き、
「店を守って欲しい」
と師匠に頼みました。
年末になっても
めしやは大繁盛しています。
今回もみちるが差し入れを持って来ました。
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