映画「深夜食堂」あらすじ、ネタバレ結末

映画「深夜食堂」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

東京に寡黙なマスターが経営する
食堂「めしや」があります。

メニューは豚汁定食とお酒だけですが、
マスターが作れる物なら何でも作ります。

この店の特徴は、
深夜0時に開店して
朝の7時ぐらいに閉店する事です。

ある日、
マスターはお客に頼まれて
甘めの厚焼き玉子を作りました。

さらにヤクザの竜の為に
タコさんウインナーを作ります。

玉子焼きを食べた客が
店に置き去りにされた忘れ物を見つけます。

中身は骨壺でした‥‥

マスターは引き取り手が現れると考え、
店の2階に置きました。

何日経っても
持ち主は現れません。

 

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ネタバレ

ある日の夜、
「死にたい」と呟くたまこが現れます。

たまこは不動産会社の社長の愛人でしたが、
社長が亡くなって葬儀にも参列できず、
遺産も貰えなかったので、
今はとてもとても病んでいます。

マスターはそんなたまこに、
板スパを作りました。
(鉄板の上にスパゲティが乗った料理)

 

ある日の夜、
マスターは近所の交番に
骨壺を持って行きます。

警官の小暮は、
「無記名の骨壺の忘れ物は多い」
と呟きました。

 

マスターの板スパを通じて、
たまこは若いハジメと親密になりました。

ハジメは妖艶な雰囲気なたまこの虜になり、
2人は同棲する事になりました。

 

少し時が流れて、
ハジメが1人でやって来て、
たまこにフラれたと言います。

亡くなった愛人の妻が
遺言状を書き換えていた事が発覚し、
たまこに遺産が入る事になりました。

大金を手に入れたたまこは、
貧乏なハジメを捨てたのです。

 

数日後、
常連客がめしやで飲んでいると
たまこがやって来ました。

たまこはボーナスが入ったから
皆に奢ると申し出ます。

ハジメの事を知っている常連客は断りました。

店を出たたまこは、
借金の回収に向かいました。

 

少し暑くなった頃、
マスターは腱鞘炎で手首を痛めました。

マスターは警察署に向かって、
持ち主が現れない骨壺を引き取りました。

 

そんなある日、
ネットカフェで暮らすみちるが
めしやにやって来ました。

みちるはとろろご飯を頼みましたが、
提供まで時間がかかってしまうので、
マスターは「おひたし」と「きんぴら」と
「ウインナー」を出してあげました。

手首を痛めているマスターは、
皿を割ってしまいました。

みちるはマスターの隙を突いて
お金を払わずに逃亡しました。

 

それから数日後、
後悔したみちるが現れて、
「代金の分だけ働きたい」
とマスターに申し出ました。

最初は断ったマスターですが、
腱鞘炎が治るまでの間だけ
彼女を雇う事にしました。

これが大当たりで、
みちるは料理が得意な上に
包丁も見事に研ぎあげます。

みちるはすぐに人気者になり
めしやの2階で寝泊まりし始めました。

新潟出身のみちるは、
郷土料理の糸カボチャの酢の物を作ります。

常連客にもバカウケです。

そんな中、
みちるが小暮と対面します。

小暮はみちるの方言を聞いただけで、
彼女の出身を言い当てました。

 

やがてみちるは、
1人で買い出しするようになり、
マスターの手首も治り始めます。

マスターの手首が完治した頃、
かつてみちるを騙して彼女の
貯金を奪った長谷川という男が現れます。

みちるに言い寄る長谷川を見た小暮は、
自分が恋人だと嘘を付きます。

相手が警官だと分が悪いので、
長谷川は去って行きました。

このやり取りを見ていた
めしやの常連の女性が
みちるに声をかけました。

この女性は料亭の女将で、
「自分の店で働かないか?」
とみちるに提案しました。

ちなみに女将はマスターに恋している様子。

 

みちるが働く最後の日、
マスターはみちるの為に
とろろご飯を作りました。

次の日から
みちるは料亭の厨房で働き始めました。

 

常連客のサヤとアケミが
めしやにやって来ました。

サヤは東日本大震災の際に
福島にボランティアに行き、
そこでアケミと知り合いました。

今でも2人は仕事をしながら
ボランティア活動を続けています。


また別の日、
謙三という男性が
福島から上京して来ます。

被災者である謙三は、
津波で妻を亡くしました。

妻の遺体は今でも見つかっていません。

 

震災から数年が経って、
謙三はあけみに恋をして、
彼女にプロポーズしました。

しかし、
あけみにはそのつもりはありません。

謙三はめしやにやって来て、
あけみとお揃いのミサンガを見せました。

 

数日後、
あけみは正式にプロポーズを断ります。

ヤケを起こした謙三は、
警察沙汰を起こして逮捕されました。

 

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結末

マスターは身元引受人として
謙三を迎えに行きました。

マスターはカレーを食べさせます。

謙三があけみに惚れた理由の中に
彼女が炊き出しで作ったカレーがありました。

あけみが作ったカレーは、
マスターが教えた味付けだったようです。

その後、
あけみと謙三は話し合い、
謙三はミサンガを外して
福島に帰る決意を固めました。

 

マスターは例の骨壺を
供養する事にしました。

話を聞いていた謙三は壷を開けます。

中には土が入っていました。

常連客が不思議がっていると
謙三が妻の話をします。

妻の遺体が見つからなかった時、
謙三も同じように砂を入れたのです。

謙三が入れたのは、
思い出が詰まった砂浜の砂です。


次の日、
謙三は福島に帰りました。

サヤとアケミが見送ります。

アケミはもっと上手なカレーを
作りに行きたいと約束しました。

 

めしやに中年の女性が現れ、
骨壺の持ち主だと言いました。

骨壺は愛人と駆け落ちした元夫の物で、
中身は甲子園の砂でした。

 

冬のある日、
みちるが差し入れを持って
めしやにやって来ました。

常連客が差し入れを食べる中、
みちるはとろろご飯を注文しました。

「続・深夜食堂」のネタバレへ

 

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