映画「謝罪の王様」あらすじ、ネタバレ結末 

映画「謝罪の王様」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

主人公は謝る事を専門とする
謝罪師の黒島譲です。

彼は土下座を越える謝罪
「土下座の向こう側」を取得しています。

 

その1(倉持典子の場合)

帰国子女の典子は謝罪が苦手です。

「とりあえず謝る」という考えは
海外ではあり得ない発想だからです。

そんなある日、
典子はヤクザの車と
接触事故を起こしました。

ヤクザの運転手は責任を取らされ、
典子は弁護士の高幡に
賠償金400万円を請求されました。

典子は黒島に謝罪を依頼します。


依頼内容を聞いた黒島は、
典子に自分の顔面を殴らせ、
血だらけの状態で謝罪に向かいます。

高幡とヤクザの組長は、
黒島の土下座に気を許し、
話し合いに応じました。


黒島は組員より早く事務所に行き、
事務所の掃除を始めました。

組長の趣味のカラオケに付き合い、
組長のご機嫌を取り続けます。

その結果、
賠償金は40万円に減りました。

司法書士を目指している典子は、
勉強の為にも黒島の下で働き始めました。

 

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ネタバレ

その2(沼田卓也の場合)

今回の依頼人は、
下着メーカーで働く沼田という男性です。

沼田は軽薄な男で、
飲み会で取引先の宇部美咲に
セクハラ行為をしてしまい
彼女に訴訟を起こされたのです。

沼田は謝罪をしていますが、
ノリが軽いので火に油です。

黒島は謝罪の仕方をアドバイスしますが、
沼田は根っからのスケベなので失敗しました。

 

一方で美咲は、
弁護士の箕輪と訴訟手続きを進めています。

箕輪は典子の大学時代の講師です。

典子は沼田を連れて
箕輪の事務所に向かいますが、
「示談は120%ない」と宣言されました。

 

そこで黒島は芝居をする事にしました。


駅のホームに向かった典子は、
美咲の隣に立って、
「人身事故が電車が遅れる」
と電話相手に伝えます。

典子
「飛び込んだのは
セクハラで訴えられた男だって。

何も死ぬことはないのにねぇ。」

典子の言葉を聞いていた美咲は、
慌ててその場を去ります。

典子の前に宙に浮いた黒島が現れ、
「セクハラで解雇されたから自殺した」
と愚痴をこぼします。
(美咲は幽霊だとビビってる。)

美咲は自分も沼田の事を
追い込んでいるのではないかと不安になります。

その場に沼田が現れて
真剣な表情で美咲に謝罪しました。

美咲は沼田の謝罪を受け入れ、
訴訟を取り下げました。

 

その3(南部哲郎と壇乃はる香の場合)

大物俳優の南部哲郎と
大物女優の壇乃はる香は元夫婦で、
2人の間には英里人という息子がいます。

その英里人が暴行事件を起こし逮捕され、
南部が会見を開く事になりました。

南部は黒島から謝罪の仕方を教わります。


記者会見が行われますが、
謝罪が芝居じみていたので
マスコミにバッシングされました。

 

次にはる香が謝罪会見を開きますが、
謝罪を終えるとすぐに自分が出演する
舞台の宣伝を行ってしまいます‥‥

出所した英里人もカメラの前で謝罪します。

その様子を見ていた典子は、
「なんでカメラの前で謝罪するんですか?
本当に謝って欲しいのは被害者ですよね?」
と黒島に言いました。

黒島は南部とはる香を連れて
被害者の元に向かいます。

2人が頭を下げると
意外な事実が判明しました。

 

事件の日、
かなり酔っていた被害者は、
街で英里人の事を見つけて、
彼の両親の悪口を言いました。

英里人はその発言に怒り、
被害者に暴力を振るったのです。

被害者も南部とはる香に謝罪しました。

 

その4(箕輪正臣の場合)

26歳で司法試験に合格した箕輪は、
27ヶ国で弁護士資格を獲得し
国際派エリート弁護士として活躍しています。

そんな彼も美咲の件で知り合った黒島に
謝罪について相談をします。

箕輪が謝罪したい相手は娘です。

娘が6歳の時に離婚しているので
娘とは疎遠になっています。

 

箕輪は娘が3歳の時に
手をあげてしまいました。

アメリカでの資格取得に焦っていたのと
娘の「脇毛ぼうぼう自由の女神」という
ギャグに腹を立てた事が原因です。

箕輪は謝罪したいと思っています。

 

箕輪の娘というのは典子です。

久しぶりに再会した典子が
あまりにも他人行儀だったので、
箕輪は謝罪できなかったようです。
(典子は父親だと気付いていない様子)

 

その5(和田耕作の場合)

次の依頼人は、
映画プロデューサーの和田耕作です。

彼が制作した映画に
偶然にも来日していたマンタン王国の
皇太子が映り込んでいました。

マンタン王国は肖像権に厳しく、
国際問題にまで進展しています。

しかし映画監督と社長は、
皇太子が出演しているシーンの
削除に猛反対しています。
(撮り直したらええやん‥‥)

依頼を受けた黒島は、
和田、社長、映画監督の3人を
マンタン王国へと向かわせました。
(黒島は南部とはる香の件で忙しい)

ところがお土産のこけしを見た瞬間に
マンタン王国の住民の表情が凍り付き、
和田たちは追い返されました。
(こけしは捕虜を連想させる形をしている)

怒った国王は日本政府に謝罪を求めます。

 

国王と知り合いだと豪語する
文部科学大臣の国松がマンタン王国へ向かいます。

彼は酒と失言の過ちが多い事で有名です。

国松は皇太子が大好きな
日本のフィギュアを持参してご機嫌を取ります。

事態が収束するかと思いましたが、
国松が酒に酔って暴れたので国王が怒り、
日本との貿易停止を宣言しました。

 

次は外務大臣の枝下が向かいます。

黒島は俳優の南部を同行させました。

実は南部は「バタールの丘」という映画で
マンタン王国の将軍役を演じており、
マンタン王国内でも大人気なのです。

南部は国の為に土下座しますが、
マンタン王国では土下座は
相手を侮辱する行為とされています。
(「お前は地を這うミミズだ」って意味らしい)

 

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結末

黒島は箕輪に
今の仕事を始めた理由を説明します。

今から数年前、
黒島は「言語道断」というラーメン屋で
昼ご飯を食べていました。

店員が湯切りをした際に、
黒島の顔にお湯がかかりました。

黒島は店員に謝罪を求めましたが、
店員は謝罪に応じませんでした。

店員はそのまま店を辞め、
後日、店長代理を名乗る男性が、
黒島の元に謝罪に来ました。

店員はその後も現れず、
言語道断も潰れてしまいました。

黒島は自分みたいに
ただ謝って欲しい
と思う人がいると考え、
今の仕事を始めたのです。

 

すると黒島と箕輪の前に
あの店員が現れて
脇毛ぼうぼう自由の女神
と叫びました。

「脇毛ぼうぼう自由の女神」は
マンタン語で最大の謝罪を意味しており、
「バタールの丘」で南部が叫んだセリフです。

箕輪は典子に謝罪し2人は和解しました。

黒島も店員を許します。

 

黒島は内閣総理大臣の大戸谷と
マンタン王国へと向かいます。

内閣総理大臣と黒島は
「脇毛ぼうぼう自由の女神」
と国王や住民たちの前で叫びます。

国王は謝罪を受け入れ、
外交問題は謝罪の力で収束しました。

 

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