「名探偵コナン ゼロの執行人」あらすじ、ネタバレ結末
- 2018.10.03
- 映画
今回はシリーズ22作品目となる
「名探偵コナン ゼロの執行人」の
ネタバレを結末まで公開します。
あらすじ
ある日、
コナンを含めた少年探偵団は、
博士が開発したドローンを飛ばしていました。
方向、速度、カメラの3つを
1つのリモコンで操作できる代物です。
灰原哀だけはニュースを観ています。
東京サミットに向けて建設された
「エッジ・オブ・オーシャン」と
無人探査機「はくちょう」の特集です。
コナンもリビングに向かうと
「エッジ・オブ・オーシャン」で
爆発事故が起きたというニュースが流れました。
画面を見ていた哀は、
「安室透が映っていた」
とコナンに伝えます。
サミット前の爆発なので、
コナンはテロの可能性は低いと考えます。
(テロならサミット当日を狙う)
ネタバレ
警視庁では、
管理官の黒田の指揮の下、
捜査が開始されます。
地下でのガス爆発が原因で、
ガス管の栓はネットを使用して
遠隔操作できる物です。
事故の可能性もありますが、
公安部の風見が捜査会議に現れて
予想外の事実を告げます。
高圧ケーブルの格納扉から
毛利小五郎の指紋が発見されたのです。
小五郎の事務所で家宅捜索が行われます。
小五郎と蘭は無実を訴えますが、
風見は相手にしません。
コナンは高木刑事から
事件の時の状況を聞きます。
刑事部、警備部、公安部が、
交代で施設を点検していました。
爆発の時は公安部の担当で、
外にいた風見も怪我をしています。
中にいた公安の人間は亡くなっています。
その後、
押収された小五郎のパソコンから
サミットの予定表と会場の見取り図が出て
風見は任意同行を求めます。
小五郎は拒絶しますが、
公務執行妨害で逮捕されました。
コナンはポアロにいた安室に
小五郎を逮捕した理由を尋ねます。
安室は
「僕には命に代えても
守らなければならないモノがある」
と答えました。
蘭は母親の妃の元を訪ねて
小五郎の弁護を頼みますが、
「肉親の弁護はできない」
と断られてしまいました。
博士は開発したドローンを使って、
爆発現場を撮影して
発火物の復元に成功します。
詳しく調べると圧力ポットでした‥‥
妃が担当弁護士を探していると
橘境子という女性弁護士が
弁護を引き受けたいと名乗り出ました。
彼女は公安事件を多く扱っていますが、
今までの裁判で勝利した事はありません。
(公安事件は起訴されれば99%被疑者が負ける)
一方で東京地検に送検された小五郎は、
日下部検事の取り調べを受けます。
負け知らずの敏腕検事です。
日下部は動機がない事を考慮し、
上司の岩井紗世子に対して
追加調査すべきだと報告します。
しかし岩井は日下部に
「すぐに起訴しろ」と命じました。
次の日、
コナンは警視庁を訪ねて
目暮警部から話を聞きます。
その場には安室と風見の姿もありました。
コナンは風見に接触して
彼のスーツに盗聴器を仕掛けます。
そんな中、
コナンは自分のスマホの充電が
いつもより早く切れる事を疑問に思います。
実はコナンのスマホを使って、
安室がコナン達を監視しているのです。
やがて橘境子が
検察側が申請した証拠を
妃の事務所に持って来ました。
コナンは手がかりを掴むために
資料を確認します。
その直後、
公判前整理手続きの連絡が入ります。
岩井が日下部に何も言わずに
起訴を進めたのです。
次の日、
公判前整理手続きが行われ、
コナンは蘭と裁判所に向かいます。
コナンは日下部とすれ違います。
風見に仕掛けた盗聴器から
安室と風見の声が聴こえてきました。
2人も近くにいるようです。
その直後、
トイレに向かったはずの
境子の携帯の着信音が流れます。
たまたま風見の傍にいたのか‥‥
2人に接点があるのか‥‥
安室は盗聴器の存在に気付き、
風見を叱責しました。
そんな風見に対してコナンは、
安室の正体を知っていると告げます。
風見はコナンの発言に驚きつつも
「安室透は人殺しだ」と呟きます。
1年前、
安室が取り調べを行った男が
拘置所で自殺をしたようです。
一方で警察の捜査にも進展があります。
ガス栓の遠隔操作には
「Nor」というソフトが
使用されていた事が判明します。
アクセスした者の追跡が
極めて困難になるソフトです。
東京サミットの開催日、
都内のスマホや電化製品が
爆発、発火する事件が起きました。
「IoTテロ」の可能性が出てきました。
(ネットにアクセスする製品を
暴走させるサイバーテロ)
すなわち最初の事件は、
ネットを経由してガス栓を開けて
圧力ポットを発火物にして
大爆発を引き起こしたのです。
小五郎の容疑が晴れて不起訴が決定されます。
コナンは新一の声を使って、
妃の事務所の事務員・栗山に
橘境子の調査を依頼します。
1年前、
橘境子の事務員の羽場という男が
ゲーム会社に侵入して
窃盗事件を起こしました。
羽場は拘置所で自殺した男性です。
一方で岩井のスマホが発火して、
彼女は火傷を負いました。
実は岩井は、
羽場の事件をキッカケに
統括検事に出世しています。
やがて境子がやって来て
羽場について語ります。
裁判官を目指していた羽場ですが、
裁判官不適合と判断されて怒り
教官とトラブルを起こして
司法修習生を罷免されています。
この日は羽場の一回忌です。
小五郎の不起訴を知った境子は
妃の事務所を去って行きました。
コナンは事件の真相に気付いて
慌てて警視庁に向かいます。
その途中でコナンは、
安室の尾行に気付きます。
監視されていた事に気づいていたようです。
2人は一緒に警視庁へと向かいます。
蘭は妃と園子を連れて、
小五郎を迎えに行っていました。
蘭は無事に小五郎と再会しますが、
警視庁が停電しました。
さらに無人探査機の「はくちょう」が
不正アクセスによって操作不能になりました。
落下ポイントは警視庁です。
警察は落下時の被害を想定して
民間人と警察官の避難を開始します。
警視庁に到着したコナンは、
スマホを使用して探査機を操る
日下部検事の姿を発見します。
日下部が提出した資料には、
高圧ポットの一部が写っていました。
しかし警察は発火物は
高圧ケーブルだと疑っていました。
高圧ポットが発火物と知っていたのは、
コナン達を除けば犯人だけです。
日下部は逃げ出しますが、
安室によって拘束されました。
日下部は公安警察の力が強く、
公安検察の力が弱い事が原因で
正義が全うできないと考えています。
公安警察の失墜の他にも動機があります。
羽場は日下部の民間人協力者でした。
日下部が担当している事件の為に
羽場はゲーム会社に侵入して
データを盗んだのです。
逮捕された羽場は、
日下部の協力者だとは言いませんでした。
(言えば日下部の立場が危うい)
日下部は羽場を救う為に
担当検事だった岩井に
本当の事を打ち明けました。
しかし岩井は、
羽場の起訴を決めたのです。
その直後、
公安の取り調べを受けた羽場は
拘置所内で自殺したのです。
探査機のコードを書き換える必要がありますが、
公安警察を恨む日下部は、
コードを教えようとしません。
するとコナンは
博士に送ってもらった
警視庁の屋上の映像を見せます。
そこには羽場の姿がありました。
1年前の取り調べの時、
安室は検察が民間人の協力者を
使用していた事実を隠蔽する為に
羽場を自殺に見せかけて保護したのです。
日下部が二度と協力者を作らない為に
羽場が生きている事を隠しました。
日下部はコードを呟いて
警視庁の屋上へと向かいました。
結末
日下部は屋上に着きますが、
そこに羽場の姿はありませんでした。
博士が映像を合成していたのです。
羽場は別の場所にいます。
コードを入力しましたが、
「はくちょう」の軌道修正が
間に合いませんでした。
コナンは安室に頼んで爆薬を集めます。
ドローンで爆薬を運んで
「はくちょう」の側で爆発させて、
太平洋に落下させる作戦です。
作戦は成功し、
屋上に風見と境子が現れます。
境子は風見の協力者です。
司法修習生を罷免された羽場を
公安警察は危険人物と判断し、
境子に監視を依頼していたのです。
境子は羽場を雇って
彼の行動を風見に報告していました。
ただし境子は、
羽場と一緒にいる内に
彼を愛し始めていました。
羽場が死んだと思った境子は
公安警察を恨みましたが、
協力者を続けて復讐の機会を窺っていました。
そんなある日、
「毛利小五郎を無罪にして欲しい」
と公安に頼まれたのです。
公安を恨む境子は、
小五郎を有罪にしようとしていました。
風見と安室は、
境子を協力者から解放し、
羽場の居場所を教えようとします。
しかし境子は、
「思い上がるな!!」と言って
何も聞かずにその場を去りました。
そんな中、
「はくちょう」の中にあったカプセルが、
「エッジ・オブ・オーシャン」の
タワーに向かっている事が判明しました。
悪い事に蘭たちは
タワーに避難していました。
安室とコナンは、
モノレール用の道を爆走して
タワーの近くにあるビルに向かいます。
安室
「愛の力は偉大だな」
コナン
「え?
前から聞きたかったんだけど、
安室さんって彼女いるの?」
安室
「僕の恋人は‥‥この国さ!!」
安室の車でビルの屋上から飛び出て
コナンは空中でサッカーボールを蹴って
カプセルの軌道をずらしました。
安室は空中でコナンをキャッチしますが
ガラス片で左肩を怪我しました。
公安(安室)が小五郎を容疑者に
仕立てた理由を安室が口にします。
あの爆発を事故で終わらせない為には
容疑者が必要でした。
小五郎を選んだ理由は、
コナンに協力してもらう為だったようです。