映画「ツレがうつになりまして」あらすじ、ネタバレ結末

映画「ツレがうつになりまして」の
ネタバレを結末まで公開します。

あらすじ

主人公は髙崎幹夫と晴子の夫婦です。

幹夫は晴子を「ハルさん」、
晴子は幹夫を「ツレ」と呼びます。

ツレは几帳面でしっかり者。
今日も弁当を作って仕事に行きます。

一方のハルさんはいつも寝坊ばかりです。

2人はイグアナのイグを飼っています。

 

ハルさんは売れない漫画家、
ツレはパソコンのソフトを作る会社の
サポートセンターで働いています。

ある日の朝、
ツレが携帯を忘れたので、
ハルさんが追いかけました。

ツレはゴミ置き場を見つめていました。

几帳面なはずなのに
寝癖をつけたままです‥‥

この日、
三上というクレーマーから
ツレに電話がかかってきました。

様子がおかしいツレは、
顧客相手に指摘をしてしまいました。

自分で弁当を作ったものの食欲がなく、
ツレは後輩の小畑に弁当を譲りました。

小畑はチーズを残しました。

 

一方でハルさんは、
読者アンケートの順位が低く、
打ち切りの危機に陥っていました。

 

この日の夜、
ハルさんが鍋を作りました。

ハルさんは打ち切りの事を相談しますが、
ツレはまったく聞いていません。

ツレは食欲がないから
早く寝ると言って風呂に行きました。

洗い物をしたハルさんは、
弁当箱に残っていたチーズを発見します。

ツレはチーズが大好きなのです‥

 

翌朝、
ハルさんはツレに起こされ
「お弁当が作れないよ。」
と言われます。

ハルさんが話を聞くと
ツレは「死にたい」と言いました。

 

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ネタバレ

ツレは加茂クリニックに行きます。

加茂院長にうつ病と診断されました。

全治半年~1年半、
投薬治療が施されます。

それでもツレは会社に行きます。

 

ハルさんはうつ病を調べてから
スケッチブックに書いた日記を見直します。

かなり前からうつ病の
初期症状が出ていたのです。

ハルさんは反省します。

ハルさんは実家に電話をかけて、
母の里子にツレの事を打ち明けます。

里子は仕事が原因だから
ゆっくりすればいいと助言します。

野菜がいいと聞いたハルさんは、
さっそく野菜料理を作ります。

 

また別の日、
満員電車で通勤していたツレは、
トイレで吐いてしまいました。

ツレは上司の津田部長に相談しますが、
まったく相手にされませんでした。

 

そのころハルさんは、
行きつけの骨董店にいました。

「器は割れなかったら価値がある」
と言われたハルさんは、
何かを決心したようです。
(割れてしまうと価値がなくなる)

ハルさんは帰宅したツレに
「会社を辞めないと離婚する」
と告げました。

ツレは退職届を提出しました。

 

ハルさんはツレの為に
嫌いな納豆を食卓に並べます。
(納豆はうつ病にいいらしい)

ツレは納豆が好きだったようです。


ある日、
ツレが昔のように元気になりました。

薬が効いたようです。

一時的に元気になっただけで、
調子がいい日と悪い日が繰り返されます。

加茂院長には
日記を書く事を勧められます。

ツレは日記を書き始めました。
ハルさんも書き続けています。


ツレが退職する日がきました。

ハルさんは通勤に付き添いました。

満員電車を体験したハルさんは、
「よく堪えてたね。
今までありがとう。」
とツレに言いました。

ツレは電車の中で号泣しました。

 

次の日からツレは主夫になりました。

いつも寝癖がついています‥‥


会社を辞めたツレは
久しぶりに昼寝をしました。


また別の日、
ツレの兄の和夫が訪ねて来ました。

和夫はツレを励ましますが、
ツレは追い込まれたような感覚になります。


不眠症だったツレが、
一日中寝るようになりました。

ハルさんは心配しながらも
優しく見守ります。

 

ハルさんの両親は、
近くの書店の息子の葬儀に出ます。

うつ病で自殺したのです‥‥

2人は娘夫婦を心配します。

 

桜が咲く季節になりました。

あまり寝なくなったツレは、
家事を始めました。

最初は料理ですが、
味が分からないツレは
美味しく作れません。

 

そんなある日、
ハルさんの母の里子が訪ねて来ました。

里子は明るく話しかけ続けます。

ツレが病院に行った後、
里子はハルさんと話します。

ハルさんはうつ病の原因ではなく、
「うつ病になった意味を考えたい」
と呟きました。

里子は娘を褒めます。

 

また別の日、
ハルさんとツレは小さな亀を買いました。

チビと名付けます。

 

失業保険が切れて、
貯金が少なくなります。

ハルさんは出版社に向かって、
「ツレがうつになりまして、
仕事を下さい。」
と頭を下げました。

ハルさんの担当編集者は、
うつ病を患った上司を紹介します。

彼は自己啓発本の編集をしており、
ハルさんにイラストを依頼しました。

この頃からハルさんは、
周囲にツレがうつ病になった事を
積極的に話すようになりました。

 

それから少し時が流れて、
ツレは偶然にも小畑と再会します。

ツレが勤務していた会社は倒産したようです。

2人はクレーマーの三上の事を思い出しました。

 

一方でハルさんは、
締め切りが迫っているので
少しイライラしています。

ツレにもあたってしまいます。

するとツレが姿を消しました。

慌ててハルさんがツレを探すと、
ツレは風呂場で自殺しようとしていました。

ハルさんは必死に謝罪して
ツレを抱きしめました。

ハルさんのイラストは好評でした。

 

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結末

ハルさんはツレと
イグを描き始めました。

新作を閃いたようです。

ネームを見た担当編集者も
連載しようと提案します。


ツレがうつになってから
約1年の時が流れました。

ツレとハルさんは、
結婚同窓会に出席しました。

ツレが出席したいと言ったのです。

ツレとハルさんは、
他の夫婦の前でスピーチを行います。

ツレはうつ病の事を打ち明け、
ハルさんの支えがあったから
この日を迎えれたと伝えます。

ハルさんはツレと結婚して
本当によかったと話しました。

同窓会終了後、
ハルさんはツレと自分を題材とした
本を書いてみたいと打ち明けました。

ハルさんの話を聞いたツレは、
作品の参考になればいいと考えて、
自分の日記をハルさんに渡しました。

ハルさんは日記に目を通して涙を流します。


一方で散歩に出たツレは、
ハルさんの実家に電話をかけて
今までのお礼を言いました。

 

それから少し時が流れて、
ツレが喜びながら病院から帰ってきました。

加茂院長に
もう薬は飲まなくていいと言われたのです。

するとハルさんは、
「ツレがうつになりまして」
の新刊をツレに見せました。

やがてツレは
ハルさんの漫画をマネージメントする
「ハシゴ髙」という会社を作りました。

するとツレに講演の依頼が届きました。

ツレは依頼を引き受け壇上に上がりました。

ツレは「あとで」を大切にしていると話します。

「あ」は「焦らない」
「と」は「特別な事はしない」
「で」は「出来る事と出来ない事を見極める」

堂々と喋るツレを見て
ハルさんは笑顔になりました。


最後に質問タイムがありました。

強面の男性が手を挙げます。

彼はクレーマーの三上でした。

三上
「この本を作ってくれてありがとう。」

ツレは唖然としています。

 

ツレは完治した訳ではありません。

これからもツレとハルさんは、
うつ病と付き合い続けます。

 

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